読書感想
今日の読書感想はマンガ本なんです。 でも難解すぎて歯がたちませんでした。 なんだけど、やっぱり面白かったんです。 去年、高校の同窓会で久しぶりに再会したYくんから、 青春時代の思い出をまとめた手記を送ってもらって、 ときどき読んでいます(まだ読…
雨ですねえ。 うめなか日記でも超人気のない読書感想です。 昨日、なかせさんが稼いだアクセス数は、 一気に下降することでしょう。 (こう書いとかんとなかせさんがうるさい) 面白い小説なんです。 作者の名前は古処誠二(こどころ せいじ)。 聞いたこと…
この本、とても人気があって借りるまでに 半年以上待ちました。 同志少女よ、敵を撃て 著者は逢坂冬馬という若い人です。 「おうさか」ではなく「あいさか」。 500ページ近い大作なのに、 ライト感覚で読みやすいです。 といっても軽い内容じゃなくて、 …
はじめてあなたと関係を持った日、 帰り際になって父は 「きみとは結婚できない」と言った。 書評に小説の書き出しが引用されていて、 あまりのわけわからなさに 好奇心がむくむくともたげてきて 借りてしまいました。 「あなた」と「父」、語り手との関係は…
スポーツオンチなもんで、 落合博満(ひろみつ)の本とは知らずに借りました。 野村克也のことかと思ってたんです。 でも、面白かったです。 中日監督時代の落合の話。 落合はTBS「サンデーモーニング」に ときどき出ているので知ってる程度。 シニカルと…
イギリスの文豪、ディケンズ。 こないだ「クリスマス・キャロル」を 読んだばかりで、次がこの代表作。 大いなる遺産 多くのサイトで、主人公のピップは 孤児として紹介されています。 でも、ピップは姉とその夫である鍛冶屋のジョーに 育てられています。 …
いま大河ドラマ「光る君へ」をやってるので、 この本は3割増しで面白かったです。 登場人物は「光る君へ」のキャストでいうと、 清少納言 ファーストサマーウイカ 定子 高畑充希(みつき) 道長 柄本佑(たすく) 一条天皇 塩野瑛久(あきひさ) 伊周 三浦…
宇多田ヒカルの最新ベストアルバムは SCIENCE FICTION っていうんですね。 宇多田ヒカル曰く、 かっこいいでしょって。 今回読み終えた本もサイエンス・フィクションです。 SFは大好きで、映画も本も、 ときどき見たり読んだりしてます。 自分の印象でいう…
仕事に必要だったので読みました。 13年前に出たユーミンの対談本です。 才輝礼讃 38のyumiyoriな話 本書は、読売新聞水曜夕刊「Pop Style」にて 2008年8月から2011年8月まで連載された 「yumiyoriな話」を再編集したものです 2008年、リー…
ああ楽しかった! 読んでためになった! なんて感想を書いたら、 著者の北村紗衣(さえ)先生に叱られてしまいます。 それでもすごくいい本でしたと言いたいです。 読んでいるうちに著者のことを、 大好きになっていく本でもありました。 あの本、あの映画、…
今朝、大きな地鳴りがしました。 地震かと思ったけど、雷ですかね。 ずっと雨です。 さて、報道でガザの悲劇を見ていると、 もしもあの地にあの人がいま生きていたらと想像します。 お前は救い主なのになにもしないのか 奇跡を起こして我々を救ってくれ と求…
3月に入って、ちょっとずつ あったこぅなってきてますかね。 今朝、朝刊を取りに行ったら、 車の屋根に雪が積もってましたけど。 うめなか、今月は3回もライブがあったんです。 社共、青春、府庁。 (知らん人は「なんのこっちゃ」です) 知らんかったなあ…
トランプ勝利のニュースです。 ウクライナの人たちはどんな思いでいるのか、 ちょうどこの本を読んでたんです。 物語 ウクライナの歴史 この本は10年以上前に出版されていて、 ロシアとの戦争について予言めいたことは とくに書かれていません。 最新情報…
実家が「ホテルローヤル」というラブホテルだった作家、 桜木紫乃の連作短編集(直木賞受賞作)です。 そのプロフィールに興味を惹かれました。 ぼくもかつてラブホテルの仕事をしていたし、 その仕事で知り合ったオーナーさんとは いまでも付き合いがありま…
今日と不安ない と変換されていまいました。 名前は知ってるけど読んだことはない という作家はいっぱいいます。 その一人がこの「森まゆみ」という人です。 肩書は作家・エッセイストですけど、 さて、どういう方面の人かというと、 さっぱりわかりません。…
その場所に近づくだけで、 胸が苦しくなることがあります。 そういう「場所」はいくつかあって、 だけど、そこをあえて傷口に塩をすり込むようにして、 もう一度巡ってみたいとは思いません。 それをやってしまうのが作家の業なのでしょうか。 瀬戸内寂聴の…
宮部みゆきの直木賞受賞作 理由 読みました。 非常に評価の高いこの作品なら、 ぼくでも面白さが理解できるかと思いました。 だけど脳みそ弱者には難しかったです。 宮部みゆき作品らしくリーダビリティの高い、 文句なしに読みやすい小説です。 文庫本で7…
昨年、最後に読み終えた本が、これ。 ジュリーの世界 ジュリーとは「河原町のジュリー」と呼ばれる浮浪者のこと。 本作は河原町のジュリーを題材とする、 虚実ないまぜの小説です。 フィクションとはいえ、 実在する河原町のジュリーについては 相当に取材し…
いつも単独ライブでお助けいただいている うらないしさんが絶賛されてたので 読んでみました。 この世の春 江戸時代のとある小藩を舞台にした サイコミステリーとのことです。 文庫本3巻、およそ1000ページもの物語を、 最後まで紡(つむ)いでいく、 …
今日は12月25日。 といえばディケンズのこの1冊。 息子の文庫だと思うんですけど、 家にあったので読みました。 クリスマス・キャロル キャロルというのは、ウィキペディアによると、 祝歌、頌歌(しょうか)と訳される賛美歌の一種 とのことです。 キ…
同じ本のことで恐縮ですが、 ついに3回目も書いてしまいます。 いつぺんに書くとめっちゃ長くなりますから小分けして。 謎の古代文明 実はこの本で最も興味をひかれたところを、 書いてませんでした。 この本の中には何度も、過去の文明を滅ぼした天変地異…
とうとう12月です。 うめなかは4回くらい「出演」があるみたい。 多いですよねえ。 音楽仲間では少ないほうみたいですけど。 今朝はいちだんと冷えてきた気がします。 寒い夜、あったかいお布団に入って読むミステリは格別。 誰が千姫を殺したか というタ…
女性らしい感性を発揮していただいて なんていうと集中攻撃を受ける時代です。 性別役割分担意識もそうですが、 男女に特有の能力や感性があるなんていうと 非合理主義、非論理的と非難されます。 だけどユーミンの歌には「女性らしさ」 「女性ならでは」の…
美術館は嫌いだけど、 絵画について書かれた本はときどき読みます。 この本も35年前に買っていました。 日本人と遠近法 日本の浮世絵はなぜ遠近法をもたなかったのか。 という問いがあって、 ほう、そうだったのかと思いました。 でも著者によると、 日本…
人間だれしも後悔はあると思います。 とくにぼくは無神経かつ無造作に生きてますので、 後悔だらけの人生です。 あのときああすればよかった、 なんであんなことを言ってしまったんだろう、 と、しょっちゅう思い返します。 時間が戻せるものなら戻したい! …
ノーベル文学賞、明日発表なんですね。 毎回話題になるあの人、取れるといいけど。 さて、20代のころにペーパーバックで読んだ本です。 これも家にあったので手に取りました。 (たぶん息子の本) ライ麦畑でつかまえて 16歳の主人公ホールデンが、学校…
仕事に必要で読みました。 京大というジャングルで ゴリラ学者が考えたこと 著者は、ゴリラの研究者で、元京大総長です。 大学教育の話が中心ですが、面白いのはやはりゴリラのこと。 ゴリラと比較して人間は、という例がいろいろ出てきます。 たとえば人間…
10年以上前にベストセラーで 評判になったのは知ってるんですけど、 まだ読んでませんでした。 買った覚えはないので、たぶん息子の本です。 怖い絵 美術館が苦手で、絵画に興味がないぼくでも、 とても面白く読めました。 歴史物語がベースにあるからだと…
今年はなぜか女性作家の長編を読んでます。 これ、二段組みで367ページ。 途中で仕事関係の本を読むために中断したので 一気読みはできませんでした。 トラックでアメリカを転々とする父娘の物語です。 こんなふうに絶賛されると読みたくなりますよねえ。…
岩城宏之の「森のうた」っていう 文庫をいま読んでるんです。 と前に書いてましたけど、とっくに読み終えました。 岩城宏之と山本直純という偉大な指揮者たちの、 痛快青春グラフィティ。 とくに山本直純の天才ぶりは驚かされます。 こんなエピソードがあり…