読書感想
降り続いた雨が上がりました。 表に新聞を取りに行ったら郵便受けが空っぽ。 そや、休刊日やった。 なんの祝日なんでしょ。 岸田首相が辻元議員に、 総理は「さまざまな~」が口癖で、 そういう発言をするときは必ずごまかしがある と指摘されて、答弁になっ…
クルスクの戦い1943 若い頃は「PANZER」という雑誌を購読していたくらい、 戦車好きなんです。 (こないだ亡くなった松本零士も戦車を描くのが上手でした) この「クルクスの戦い」(クルスク会戦)も当然興味があって、 たまたま図書館で見つけて…
心淋し川(うらさびしがわ) 読み終えました。 素直に面白かったです。 舞台は江戸の片隅。 江戸、千駄木町の一角は心町(うらまち)と呼ばれ、 そこには「心淋し川(うらさびしがわ)」と呼ばれる 小さく淀んだ川が流れていた。 匂ってくるようなどぶ川沿いに建…
この本が読み終えられて、ほんとうれしいです。 1975年、大学生協の書籍売り場で買いました。 当時で1800円ですから、 ぼくは相当に悩んで買ったはずです。 (いまでもこの値段だったら悩みます) なのに半世紀近く読んでなかったんです。 アトラン…
子どもの頃からSFが好きなんです。 学生時代に読んだ「究極の音楽」っていう小説が けっこう印象に残ってます。 この世には究極の音楽があって、 バッハもモーツァルトもベートーベンも、 みんな究極の音楽を探すために作曲していた。 そう考える主人公が…
今朝、思ったより寒くなかったです。 ほっとします。 さて、数日前に読みました。 センセーショナルなタイトルですが、 世界の諜報戦をまじめに解説した本でした。 世界のスパイから喰いモノにされる という部分では、それほど新情報はなく、 あらゆる国が、…
元日の夜に読み終えたのが、これ。 歴史の謎 文明の謎 40年ほど本棚に眠ったままだったのを、 ようやくいまになって読み終えました。 ようこんな硬い本を買うたなあ。 1977年に出た本です。 歴史学の分野でも40年もたてば 謎が謎でなくなってるかも…
スペインに2ー1で歴史的逆転勝利! ってことで、まことに素晴らしい。 「歴史的」って形容詞がやたら多くて気になりますけど。 昔、朝日放送で日曜の朝、 サンデープロジェクト って報道番組がありました。 島田紳助が司会、田原総一朗が討論を仕切っていて…
こないだから平安づいてます。 このマンガが無料だったので読んだんです。 菅原道真と在原業平がバディを組んで、 都の難事件を解決していくというお話。 久しぶりのマンガですけど、 ちゃんと読み方は覚えてました(当たり前か)。 平安時代でいろいろわから…
天神様というのは菅原道真のことですね。 菅原一族の発祥から道真の生涯をまとめたこの本、 ぼくにはちょっと難しかったです。 人名、地名、職名が読めなくて。 菅原道真といえば、学問の才があって、 とんとん拍子に出世したけど、周囲に妬まれて引きずり降…
今年はまだ2か月も残ってるんですけど、 今年読んだ本のなかでいちばん多くの刺激をもらったのが、 この本でした。 金閣を焼かねばならぬ 有名人が自殺したニュースを聞くと、 え、なぜ? あんなに才能にあふれていて、 仕事も順風満帆だったのに、と不可解…
「うたかたの恋」の真実 の続きです。 皇太子ルドルフが心中事件で亡くなったあと、 次の皇太子となったフェルディナント大公とその恋人ソフィーの話です。 フェルディナントは皇帝の甥で、 ふたりの結婚は「貴賤結婚」にあたるとして問題にされたそうです。…
「うたかたの恋」の真実 の続きです。 ハプスブルク皇太子ルドルフが 自死に際して道連れにしたのは、17歳のマリー。 男爵令嬢というと、さぞ高貴な身分の娘さんかと思うのですが、 実のところ爵位には、 公候伯士男 という序列があって、男爵は爵位のなか…
ロッキード疑獄 600ページの大著、読み終えました。 角栄ヲ葬リ巨悪ヲ逃ス が副題です。 事件が発覚したのは1976年、ぼくが大学を卒業する頃です。 コーチャンとかピーナッツとか丸紅ルートとか、 「記憶にございません」とか、 連日報道されていたの…
「うたかたの恋」の真実 読み終えました。 「うたかたの恋」とは、副題にあるように、 ハプスブルク皇太子心中事件 通称「マイヤーリング事件」をもとに、 フランスの作家クロード・アネが書いた小説のタイトルです。 何度も映画化されています。 オマー・シ…
珍妃の井戸 読みました。 珍妃(ちんぴ)は清朝末期の皇帝に寵愛された側室です。 皇帝(光緒帝)には正室ともうひとり側室(珍妃の姉)がいて、 それぞれラクダ顔とブタ顔だったそうです。 で、三番目の珍妃だけは才色兼備、 豊かな教養と美貌を兼ね備えて…
アニメがけっこう好きで、いまもけっこう見ています。 「サマータイムレンダ」って面白いですよ~ 和歌山県の離島を舞台としたSFサスペンス。 エイリアン+タイムループ+ミステリーものです。 日本で初めてアニメが制作されてから100年ちょっとたつそ…
今朝は久しぶりに涼しいですね。 ありがたいです。 2021年に1番売れた本 と帯にありました。 スマホに依存しすぎるとどんな弊害があるのか、 という話だと思って読んだんですけど、 もちろんそれもありました。 でも、面白かったのは、人類がどうやって…
図書館ではめちゃめちゃ人気のある本。 貸出し順が来るまで、かなり(半年以上)待ちました。 ぼくのあとも予約待ちの人がいるので、 早めに返却します。 これを読んでスマホの「わからない」「困った」が すべて解決するわけないんですが、 永遠のスマホ初…
風水害は増えてるし、感染者数もまた増えてるし、 戦争は終わらないし…… 世の中、昔より悪いほうに向かっていると考える人が、 とくに先進国(死語?)に多いそうです。 この本、「ファクトフルネス」といいます。 世界で300万部の大ベストセラー! 3年く…
敗北を抱きしめて この書名は実にいい感じです。 「敗北」と「抱きしめて」の組み合わせに意外性があって。 内容は副題の通り、 第二次世界大戦後の日本人 についてなんですけれど、 「敗北に打ちのめされて」でもなく、 「敗北を受け容れて」でもなく、 「…
ようやく読み終えました。 長かった。 小説「聖書」旧約篇 つまり聖書をノベライズしたものです。 聖書って膨大な読み物で、しかも、 いくつもの書から構成されているので、 複雑すぎて通読するのが難しいようなのです。 聖書ってんどんな本? | Bible Learn…
週刊誌記者近松門左衛門 近松門左衛門の代表作2作が 現代語訳で収録されています。 「曽根崎心中」と「女殺油地獄」 どちらもおぼろげにストーリーを知っていたつもりでしたが、 こうして現代語訳で読んでみると、 改めて鬼気迫る怖さを感じました。 書名の…
ネットニュースには、ときどき なんで? と思うのがありますね。 今月の頭に日本テレビの金曜ロードショーで、 「ファンタスティック・ビースト」 という映画が放映されたのですが、それに対して、 カットされすぎてわからない という批判がネットにあふれた…
フランツ・リストは なぜ女たちを失神させたのか 読みました。 センセーショナルなタイトルで、 つい手に取ってしまいそう。 www.cherry-piano.com 19世紀の初頭、「リスト・フィーバー」が、 ヨーロッパで巻き起こったそうで、そういえばそんな話、 前に…
とうとう読み終えてしまったんです。 ああ~、このさびしさは~~♪ もう恋なあのか~~~♪ というにしきのあきらの歌声が脳内でリフレインします。 冒険アクション宇宙SF小説 マーダーボット・ダイアリー 主人公はクローン素材と非有機部品を複合した人型…
ニュースはずっとウクライナ侵攻のことばかり。 ちょっと前に読み終えたのがこの小説です。 ロシアによる北海道侵攻が始まったという内容です。 作者はこの「小隊」で芥川賞候補になって、 今年は「ブラックボックス」という作品で とんとん拍子に芥川賞を勝…
いまさらながら「老人と海」を読みました。 有名な作品なので、たぶん映画を観たか、 前に読んだかで、あらすじは知ってました。 読んだとしても高校生くらいの頃だったかも。 家の本棚にきれいなままあったので、息子の本でしょう。 以下ネタバレ含みます!…
仕事に必要で読んだ本です。 資料はだいたい斜め読みなんですけど、 これは飛ばさず読みました。 副題があって スポーツ史から見た「お伊勢参り」 江戸時代の旅が具体的なデータで分析されています。 いろいろと驚かされることが多かったです。 旅行って江戸…
正確には津波と断定できないそうですね。 津波は地震で起こるもので、 海底火山の噴火で起こるのは海面変動。 大きな気圧の変化があって、それが海面に影響を及ぼしたとか。 トンガ諸島の火山島の名前が、 フンガ・トンガ フンガ・ハアパイ って、噴火トンガ…