うめはらなかせの日記みたいな掲示板2

アコースティックギターの前にすべての曲は平等である

読書感想

『サウンド・オブ・ミュージック』の秘密

こないだ紹介した「『サウンド・オブ・ミュージック』の秘密」 読み終えました。 「サウンド・オブ・ミュージック」好きにはたまらん本です。 このシーンはどこでどんなふうに撮影されたか、 この歌はほんとうはだれがうたっているのか、 あのときのあの表情…

主題ではないけど気にとまったこと

読書していて、はあ、そういうことだったのかと 思うことが多々あります。 ときにはそういう気づきを書き留めておいたりします。 日記ネタに少しばかり紹介します。 「特攻の海と空」という本から。 陸軍特攻の複座機は海軍とは異なって操縦者だけが乗るから…

悲惨な戦争の数字

毎年8月になるとテレビでは終戦特番みたいなかたちで、 戦争関係の映画・ドラマ・ドキュメンタリーが放映されます。 最近はめっきり減った気がします。 戦後76年ですか。 てことで読書感想、この本です。 第二次大戦といえば、バトル・オブ・ブリテンか、…

「良い人生だった」の謎

新聞の読者欄に、80代の女性の投稿がありました。 60数年連れ添ったご主人が病気で亡くなられたそうです。 コロナ下でしたが、最後に15分だけ面会が許され、 1時間語り合ったそうです。 いっぱい話したなかにご主人の「良い人生だった。ありがとう」 …

主力武器じゃなかった日本刀

仕事の関係で読んだ本です。 文字通り日本刀の歴史の本ですが、 合戦の話、剣術の話も豊富なエピソードとともに紹介されています。 日本刀は武器として優れていたのかどうか。 こんな記述に、へーーーと思います。 日本人が大切にしてきた日本刀は、実のとこ…

We Are Not Alone

米情報当局、待望のUFO報告書を公表 というニュースがありましたね。 防衛相、自衛隊にUFO対応指示 という記事も読みました。 天文学者の故カール・セーガン博士は 「天の川だけで100万の文明がある」 と予想したそうです。 ワープ航法とか開発した文…

現実の彼女は鋳型にすぎない

いくつになっても頭の体操みたいに考えます。 人を好きになるって、どういうことなのか。 「オリビアを聴きながら」には、 疲れ果てた私 あなたの幻を愛したの という歌詞があります。 自分が愛した人は本当に自分が知っている、 思い描いている人なのかどう…

ニュートンに消された男

ロバート・フック ニュートンに消された男 って本を読み終えました。 これ、タイトルがすごく興味をそそるじゃないですか。 ニュートンってほんとは悪いやつ? とかって思って買ったはずです(20年以上前に)。 大佛次郎賞受賞 って帯の一言にも惹かれたん…

それでも踏みとどまった孤塁

原発事故当時、活動した福島県双葉郡の消防士66人に取材した ノンフィクション「孤塁 双葉郡消防士たちの3・11」を読みました。 孤塁とは最後に残された砦という意味ですね。 大震災があると全国から緊急消防援助隊が現地に駆けつけ、 応援をするのです…

訃報を見て

俳優の田中邦衛さん死去 88歳 という訃報が昨夜、流れましたね。 ぼくらの年代では、加山雄三演じる「若大将」のライバル 「青大将」として、「若者たち」のお兄ちゃんして 脳裏に焼き付いています。 老衰のため、家族に見守られながら息を引き取った と記事…

三体話

中国SFのベストセラー「三体」を読み終えました。 (といってもまだ第1部だけです) 事前知識としては、 1)中国人が中国語で書いたSF小説である 2)S世界最大のSF賞であるヒューゴー賞長篇部門を受賞した ということしか知りませんでした。 そも…

D&Iが失せてローマ帝国は滅びた?

Netflixの「ラスト・キングダム」が めっぽう面白いって書いたんですけど、 これは9世紀のイギリスが舞台で、イギリス本土のサクソン人と 海の向こうから渡ってくるノルマン人の一派、 デーン人との戦いを描いています。 その頃のイギリスは七王国時代と呼…

二回読みたくなる?

必ず二回読みたくなる小説! これ、帯の文句に惹かれて買ったのだと思います。 10年くらい前に買ったのに読んでなかったんですね。 イニシエーションとは、ある集団や社会で正式な成員として承認されること。 イニシエーション・ラブとは「通過儀礼のよう…

ローマは一日にして成らず、ぢゃ

塩野七生の本はどれも面白い。 「レパントの海戦」「コンスタンティノープルの陥落」 「ロードス島攻防記」の3冊を文庫で立て続けに読んだ勢いで、 「ローマ人の物語」を次のターゲットに定めました。 30代の頃ですかねえ。 勇んで単行本を買ったのはいい…

危機一髪の女だてら

この本は一気に読みました。 418ページもあったのに(字組はゆったりだけど)、 読了まで1週間かかってません。 寝る前の読書タイムが待ち遠しくて、 それくらい面白かった「女だてら」 男だてらに読みました。 「女だてら」は冒険小説であり、ミステリ…

やっと上巻やちまた

「やちまた」とうとう上巻を読み終えることができました。 学生時代に買った本なので、積読歴50年! ほとんどの人が興味ないと思いますけど、 盲目の国語学者、本居春庭の伝記(?)です。 表紙は春庭が考案した四段活用の表。 昔の人、公家・武士・僧侶と…

花のあとのあと

こないだ映画「花のあと」の感想を書いたときに、 ストーリーにリアリティがないから、 原作はどうなってるんだろうと興味がわきました。 それで図書館で借りたんです。 藤沢周平の短編集「花のあと」。 なんと、2009年の時点で42刷って、 すごい人気…

妻が椎茸だったころぼくはユリ根だったかも

読者レビューを読んで興味をひかれたのと、 タイトルが面白かったので、 図書館で借りて読みました。 中島京子では以前に、明治初期日本中を旅した外国人女性を 案内した青年の話「イトウの恋」を読んだことがあって、 それとはまったく趣きの異なる短編集で…

サトウ・ハチローがすごいとわかった恋兎

先週、読み終えたのがこれ。 天才詩人の破天荒な愛と性を描く問題小説。 「恋兎 令子と金子光晴」 なんで買ったのかは覚えてませんが、 そういえば若い頃に金子光晴の映画を観ました。 演じたのは中村嘉葎雄と関根惠子。 「ラブレター」という映画です。 詩…

読者を選ぶ「サファイアの書」

前に読みかけで紹介した「サファイアの書」を やっと最後まで読み終えました。 ああ、しんどー 5センチくらいの厚みがあります。 本の帯には、 『インディ・ジョーンズ』の冒険、『薔薇の名前』の謎解き(ル・モンド) 15世紀を舞台にした、聖なる宝探し(…

データが語る日本軍兵士

雨が降り続きます。 こういう日に外で働く人は大変。 もちろん兵隊さんも大変だったでしょう。 こういう本を読みました。 日本軍兵士 ――アジア・太平洋戦争の現実 まったく知らなかったというより、 なんとなく知っていたことが数字で裏付けられて、 分析的…

教徒も楽じゃない

最近、ハラル認証って言葉を聞くようになりましたね。 イスラムの教えで「許されている」という意味のアラビア語が 「ハラル」で、食事も含めて生活全般に細かな定めがあるそうです。 いま読みかけの「サファイアの書」。 5センチくらいの厚みがあります。 …

100分以上deモモ

ミヒャエル・エンデの「モモ」、 40年近く本棚にあったんです。 もはや紙は茶色く変色してました。 毎晩寝る前に10~15分ずつページを繰って、 やっと最近読み終えました。 読むのに数百分以上かかったと思います。 ちょうどNHK「100分de名著」…

わかる気がするアサッテの人

ときどき意味不明なことを口走りたくなる衝動 ってないでしょうか。 その場の空気となんの脈絡もない言葉を。 アバランチ! とか、 文之助茶屋! とか、 せこりかりこりけ! とか。 ときどき部屋にひとりでいるときなんか、 大声で意味不明語を叫ぶことがあ…

いまごろ海辺のカフカ

なぜかうちに「海辺のカフカ」の下巻だけがありました。 それも単行本と文庫の下巻がご丁寧にも1冊ずつ。 ぼくは買ってないので、息子の本だと思います。 もったいないのでブックオフで文庫の上巻を 買って読みました。 (400円もした!) これ10年以…

思い人を袖に~龍の袖

坂本龍馬は江戸での遊学中、 千葉道場で北辰一刀流の兵法目録を得て、 そのとき道場主の娘、さな(佐那)と相思相愛だった という話は、司馬遼太郎の「竜馬がゆく」で読んでいました。 歴史小説という結構のなかに、佐那の登場する場面だけは、 甘い文学的表…

ブレーブス=勇者たちへの伝言

年賀状の整理をしていたら4~5年前に、 増山実さんが小説を出されました と知らせてくれる人がいました。 ああ、そういえばなんとなくお名前は記憶にあるかな…… という程度のご縁なのですが、 ネットで著者名から探して読んでみたのが、これ。 勇者たちへ…

市塵に帰る

時代小説で好きな作家はと訊かれれば、 間違いなく藤沢周平と答えると思うのですが、 全作品を読んだわけではありません。 ほんの一部だけ。 なので、この作品は存在すら知らなかったですねえ。 父の蔵書です。 市塵(しじん) 市塵と呼ぶほかはない町の一隅…

バカ殿の話

今回のコロナで知事さんの個性や能力に注目が集まりましたね。 国はお金だけ出して、あとは全部地方自治体に任せたら、 もっとスピーディーにいろんなことができたんでしょうか。 日本は巨体を持て余した恐竜のように感じました。 で、最近読んだのがこの本…

われわれはなぜ死ぬのか

これ、たぶん帯の文句に惹かれて買ったのだと思います。 死とは何か 衝撃の書 そう言われると知りたくなるじゃないですか。 第1章で人間の死がどのように進行していくのか、 とても具体的に書いてあります。 血液が循環しなくなって最初に死ぬのは神経細胞…