うめはらなかせの日記みたいな掲示板2

アコースティックギターの前にすべての曲は平等である

読書感想

文明が衰亡するとき男は嫁をもらわない

スペインに2ー1で歴史的逆転勝利! ってことで、まことに素晴らしい。 「歴史的」って形容詞がやたら多くて気になりますけど。 昔、朝日放送で日曜の朝、 サンデープロジェクト って報道番組がありました。 島田紳助が司会、田原総一朗が討論を仕切っていて…

五体不具穢(ごたいふぐえ)

こないだから平安づいてます。 このマンガが無料だったので読んだんです。 菅原道真と在原業平がバディを組んで、 都の難事件を解決していくというお話。 久しぶりのマンガですけど、 ちゃんと読み方は覚えてました(当たり前か)。 平安時代でいろいろわから…

天神様に音楽の才はなし

天神様というのは菅原道真のことですね。 菅原一族の発祥から道真の生涯をまとめたこの本、 ぼくにはちょっと難しかったです。 人名、地名、職名が読めなくて。 菅原道真といえば、学問の才があって、 とんとん拍子に出世したけど、周囲に妬まれて引きずり降…

恋と死の、ねばならぬ

今年はまだ2か月も残ってるんですけど、 今年読んだ本のなかでいちばん多くの刺激をもらったのが、 この本でした。 金閣を焼かねばならぬ 有名人が自殺したニュースを聞くと、 え、なぜ? あんなに才能にあふれていて、 仕事も順風満帆だったのに、と不可解…

ルドルフにイッパイアッテナ(3)

「うたかたの恋」の真実 の続きです。 皇太子ルドルフが心中事件で亡くなったあと、 次の皇太子となったフェルディナント大公とその恋人ソフィーの話です。 フェルディナントは皇帝の甥で、 ふたりの結婚は「貴賤結婚」にあたるとして問題にされたそうです。…

ルドルフにイッパイアッテナ(2)

「うたかたの恋」の真実 の続きです。 ハプスブルク皇太子ルドルフが 自死に際して道連れにしたのは、17歳のマリー。 男爵令嬢というと、さぞ高貴な身分の娘さんかと思うのですが、 実のところ爵位には、 公候伯士男 という序列があって、男爵は爵位のなか…

巨悪を逃したままで来た

ロッキード疑獄 600ページの大著、読み終えました。 角栄ヲ葬リ巨悪ヲ逃ス が副題です。 事件が発覚したのは1976年、ぼくが大学を卒業する頃です。 コーチャンとかピーナッツとか丸紅ルートとか、 「記憶にございません」とか、 連日報道されていたの…

ルドルフにイッパイアッテナ

「うたかたの恋」の真実 読み終えました。 「うたかたの恋」とは、副題にあるように、 ハプスブルク皇太子心中事件 通称「マイヤーリング事件」をもとに、 フランスの作家クロード・アネが書いた小説のタイトルです。 何度も映画化されています。 オマー・シ…

チンピスカンはだれだ!

珍妃の井戸 読みました。 珍妃(ちんぴ)は清朝末期の皇帝に寵愛された側室です。 皇帝(光緒帝)には正室ともうひとり側室(珍妃の姉)がいて、 それぞれラクダ顔とブタ顔だったそうです。 で、三番目の珍妃だけは才色兼備、 豊かな教養と美貌を兼ね備えて…

アニメの100年一気読み

アニメがけっこう好きで、いまもけっこう見ています。 「サマータイムレンダ」って面白いですよ~ 和歌山県の離島を舞台としたSFサスペンス。 エイリアン+タイムループ+ミステリーものです。 日本で初めてアニメが制作されてから100年ちょっとたつそ…

ご先祖様がスマホ脳をつくった?

今朝は久しぶりに涼しいですね。 ありがたいです。 2021年に1番売れた本 と帯にありました。 スマホに依存しすぎるとどんな弊害があるのか、 という話だと思って読んだんですけど、 もちろんそれもありました。 でも、面白かったのは、人類がどうやって…

すべて解決しないけれど

図書館ではめちゃめちゃ人気のある本。 貸出し順が来るまで、かなり(半年以上)待ちました。 ぼくのあとも予約待ちの人がいるので、 早めに返却します。 これを読んでスマホの「わからない」「困った」が すべて解決するわけないんですが、 永遠のスマホ初…

だってギターの数は増えている

風水害は増えてるし、感染者数もまた増えてるし、 戦争は終わらないし…… 世の中、昔より悪いほうに向かっていると考える人が、 とくに先進国(死語?)に多いそうです。 この本、「ファクトフルネス」といいます。 世界で300万部の大ベストセラー! 3年く…

抱きしめたんダワー

敗北を抱きしめて この書名は実にいい感じです。 「敗北」と「抱きしめて」の組み合わせに意外性があって。 内容は副題の通り、 第二次世界大戦後の日本人 についてなんですけれど、 「敗北に打ちのめされて」でもなく、 「敗北を受け容れて」でもなく、 「…

古い契約書の物語

ようやく読み終えました。 長かった。 小説「聖書」旧約篇 つまり聖書をノベライズしたものです。 聖書って膨大な読み物で、しかも、 いくつもの書から構成されているので、 複雑すぎて通読するのが難しいようなのです。 聖書ってんどんな本? | Bible Learn…

遊女は帯を締めない

週刊誌記者近松門左衛門 近松門左衛門の代表作2作が 現代語訳で収録されています。 「曽根崎心中」と「女殺油地獄」 どちらもおぼろげにストーリーを知っていたつもりでしたが、 こうして現代語訳で読んでみると、 改めて鬼気迫る怖さを感じました。 書名の…

歴史に「事実」はない?

ネットニュースには、ときどき なんで? と思うのがありますね。 今月の頭に日本テレビの金曜ロードショーで、 「ファンタスティック・ビースト」 という映画が放映されたのですが、それに対して、 カットされすぎてわからない という批判がネットにあふれた…

リストの話

フランツ・リストは なぜ女たちを失神させたのか 読みました。 センセーショナルなタイトルで、 つい手に取ってしまいそう。 www.cherry-piano.com 19世紀の初頭、「リスト・フィーバー」が、 ヨーロッパで巻き起こったそうで、そういえばそんな話、 前に…

マーダーボットは紋次郎の夢を見るか

とうとう読み終えてしまったんです。 ああ~、このさびしさは~~♪ もう恋なあのか~~~♪ というにしきのあきらの歌声が脳内でリフレインします。 冒険アクション宇宙SF小説 マーダーボット・ダイアリー 主人公はクローン素材と非有機部品を複合した人型…

Why does the 小隊 go on fighting?

ニュースはずっとウクライナ侵攻のことばかり。 ちょっと前に読み終えたのがこの小説です。 ロシアによる北海道侵攻が始まったという内容です。 作者はこの「小隊」で芥川賞候補になって、 今年は「ブラックボックス」という作品で とんとん拍子に芥川賞を勝…

老人になって読む「老人と海」

いまさらながら「老人と海」を読みました。 有名な作品なので、たぶん映画を観たか、 前に読んだかで、あらすじは知ってました。 読んだとしても高校生くらいの頃だったかも。 家の本棚にきれいなままあったので、息子の本でしょう。 以下ネタバレ含みます!…

どんなふうに歩く江戸の旅人たち

仕事に必要で読んだ本です。 資料はだいたい斜め読みなんですけど、 これは飛ばさず読みました。 副題があって スポーツ史から見た「お伊勢参り」 江戸時代の旅が具体的なデータで分析されています。 いろいろと驚かされることが多かったです。 旅行って江戸…

歴史をカタルーニャ

正確には津波と断定できないそうですね。 津波は地震で起こるもので、 海底火山の噴火で起こるのは海面変動。 大きな気圧の変化があって、それが海面に影響を及ぼしたとか。 トンガ諸島の火山島の名前が、 フンガ・トンガ フンガ・ハアパイ って、噴火トンガ…

余談の多い小説だったんです

またまた人気のない読書感想です。 アクセス数は惨憺たる数字です。 今回はずっと家にあった「韃靼疾風録」。 父の蔵書です。 その上巻を読み終えて下巻が見当たらなかったので、 泣く泣くブックオフで買いました。 古本でも400円以上したので、 さすが司…

くノ一の10の穴

久しぶりに半村良の伝奇小説を読んでるような、 ワクワクする気分で楽しみました。 乾緑郎「忍び外伝」。 第二回朝日時代小説大賞を受賞した作品です。 (第一回は受賞作なし) 「表現力も抜群ならば、文章も秀逸」(児玉清) 「思わずソクリとする伝奇的設…

愛と性と存在に啓蒙された

赤坂真理と小池真理子、 ときどきこんがらがるんですよねえ。 全然違う人なんですけど。 こないだ読んだのがこれ。 おもしろかったです。 蒙を啓かれる とはこのことかも。 こういう方面についてはあまりに考えなしに生きてきたもんで。 「愛と性と」という…

読んでイスタンブール

トルコで最も読まれている女性作家なんだそうです。 女優さんみたいにきれい。 容姿は関係ないですけどね。 digitalcast.jp レイラの最後の10分38秒 を読みました。 主人公のレイラはイスタンブール暮らしの長い娼婦で、 冬の日の明け方、死体となって路…

その朝、その輪はこの先も壊れない

いつもうめなかライブを手伝ってくださるうらないしさんが、 ブログで紹介されていた本です。 世界のあちこちで散骨をした人たちの話です。 『晴れたら空に骨まいて』がとてもよかったです - uraniwamiyuki’s diary それで読んでみることにしたんです。 散骨…

挿絵が楽しい「戦国武士と忍者の戦い図鑑」

ショッピングセンターの中の大きな本屋さんで 衝動買いしたのが、これ。 ポイントがたまってたのと、 イラストがかわいかったんです。 テレビでよく見かける歴史学者の先生が監修されてて、 子どもから読める本なので、そんなに難しいことは書いてません。 …

『サウンド・オブ・ミュージック』の秘密

こないだ紹介した「『サウンド・オブ・ミュージック』の秘密」 読み終えました。 「サウンド・オブ・ミュージック」好きにはたまらん本です。 このシーンはどこでどんなふうに撮影されたか、 この歌はほんとうはだれがうたっているのか、 あのときのあの表情…