うめはらなかせの日記みたいな掲示板2

アコースティックギターの前にすべての曲は平等である

25日といえばキャロル

今日は12月25日。

といえばディケンズのこの1冊。

息子の文庫だと思うんですけど、

家にあったので読みました。

 

クリスマス・キャロル

キャロルというのは、ウィキペディアによると、

祝歌、頌歌(しょうか)と訳される賛美歌の一種

とのことです。

キャロル・キングは祝歌の王ってことですか。

 

作者のディケンズはイギリスのヴィクトリア時代

(1837~1901年)を代表する作家です。

ヴィクトリア女王の夫で、

ドイツ出身のアルバート公が、

クリスマスツリーを、洗練されたかたちで、

ウィンザー城に持ち込んだといいます。

これが1848年のクリスマスに、

ロンドンの絵入り新聞に掲載されたことから、

クリスマスツリーがイギリスに一気に広まったそうです。

 

クリスマスを祝うため室内に木を立てて飾り付け、

子どもたちのためのプレゼントを周囲に置くという、

いまも続くクリスマスツリーの風習ですね。

ディケンズの「クリスマス・キャロル」は

その風習が広まる5年前に発表されています。

なのでクリスマスツリーは出てこない(と思う)けど、

クリスマス料理はいっぱい出てきました。

 

そこそこ古い小説なので、読んだ感想は特にないです。

いまの小説とどこか違うという違和感もなかったです。

それよりクリスマスのごちそうが印象に残りました。

主人公のスクルージが幽霊に誘われて見る光景は、

こんな感じです。

 

化石のようなくすんだ暖炉に

かつてなかったほどの勢いのよい炎が、

ごうごうと音をたてて煙突へ燃えたっていた。

床の上には、七面鳥、鵞鳥(がちょう)、猟の獲物、

家禽(かきん)、塩漬けの豚肉、肉の大きな切身、子豚、

長く輪につないだソーセージ、ミンス・パイ、プラ ム・プディング

牡蠣の樽、赤く焼けた栗、桜色の頬をした林檎、汁の多いオレン ジ、

おいしそうな梨、十二日節前夜祭の大きな祝い菓子、

泡立つポンス酒の鉢が玉座のような形に積みあげてあり、

そのうまそうな湯気で部屋がかすんで見える。

 

ごちそうっぽい食材と料理がたっぷり。

カキって樽ごと買ってたんでしょうか。

長く輪につないだソーセージは、子どものころに見た

アメリカのアニメによく出てきました。

ミンスパイというのはドライ フルーツとスパイスを混ぜた甘いパイ。

プラ ム・プディングは、干しブドウや砂糖漬けの果物の皮などを

洋酒に漬けたものに、小麦粉・卵・香辛料などを合わせて蒸したもの。

ポンス酒のポンスって、ポン酢の語源? 

あと温かいビショップ酒(温めたぶどう酒にオレンジを混ぜたもの)とか

ちょっとお味見してみたいです。

 

クリスマスのメイン料理はトリの丸焼きです。

七面鳥にかぎらず、 ダックでもよし、普通のニワトリでもよし。

好みと予算の問題で、トリのお腹には詰物が入ります。

詰物は玉ねぎやリンゴやニンジン、ジガイモなど。

トリ肉には甘いフルーツのソースが合うというので、

アップルソースやオレンジソースが使われます。

これも少し食べてみたいかも。

 

訳者によると、クリスマス・プディングとも呼ばれる

プラ ム・プディング日本人の味覚に合わないようです。

ケーキの一種なのだけど、肉汁を加えるのが特徴。

保存のためか、お砂糖をどっさり使うので、

甘くて甘くて卒 倒しそうになる。

色はなぜか真黒。

どっしりと重くて固い。

これを蒸して熱くしたところをテーブルに運ぶ。

てっぺんにひいらぎの葉をかざり、

ブランデーをふりかけ、火をつける。

これは食べたくないかもなあ。

 

さて、クリスマスといえばもうひとつ、

うめなかは今日の午後5時から「 FMおとくに」に出演します。

場所はイオンモール京都桂川3階のサテライトスタジオ。

イオンシネマの真ん前です。

 

番組はこちら。

fm-otokuni.com

 

ラジオを聴いてくださる場合は3つの方法があります。

 

1)スマホで聴く

「RistenRadio(リスラジ)」のアプリを

スマホにインストールしてください。

ぼくはやってないので、そこから先はわからないです。

たぶんそのアプリで選局して聴くのでしょう。

listenradio.jp

 

2)パソコンで聴く

23日の日記の下のほうに聴き方を書いています。

umeharanakase.hatenablog.com

 

3)ラジオで聴く

実は家のコンポやカーオーディオ、

ICレコーダーについたFM受信機能でも試したんですけど、

どれもううまく選局できませんでした。

プリセット局まで飛んでしまうか、

86.2メガヘルツあたりで雑音ばっかりになるか。

手動でうまくチューニングできるといいのですが……

 

以上、いずれかの方法でお試しください。

また現地に来ていただいてもスタジオの外で

中の声や歌が聴こえるかどうかはわかりません。

天井がないのでたぶん聴こえるとは思うのですが……

ただ座るところもない場所なので、

ひやかし程度ならいいかと思います。

うめなかは、キャロル(讃美歌)はうたわないです~

 

 

 

 

 

こちら、なかせさんの下書きに残ってたYouTubeです。


www.youtube.com