今日はこれから雨でしょうか。
いま時分、6時だとまだ暗いです。
さて、昭和30年代、ぼくが子どもの頃って、
おやつが家の中に常にあるってことはなくて、
よそからいただきものがあったときに、
家族で分けて食べるというくらいのものでした。
小学生の頃はときどき母から10円もらって、
近所のパン屋さんで、
1枚1円の塩せんべいを5枚と、
5円のサイコロキャラメルを買ったものです。
(消費税もなかった)
いつもお菓子に飢えてる状態だったので、
ときどき自分で飴をつくったことを思い出します。
材料は砂糖と酢とお酒。
鍋に入れて火にかけるだけで、
まさに飴色の飴ができあがるのです。
アツアツの飴はまな板の上で棒状に延ばして
包丁でカットして食べます。
飴は鍋にこびりついたはずですけど、
後始末はどうしてたのか思い出せません。
そんなぼくにビスケットは縁遠いお菓子でした。
まれに泉屋のクッキーを口にできるくらいで。
「エースコイン」を食べたのは、
もっとあと、中学生になってからやったか。
みんな同じ味なのに形が違って楽しめました。
独特の風味があって、おいしかったんです。
久しぶりにスーパーの棚で見かけたので買いました。
あの味はどんなんやったんやろ、
と楽しみに食べたんですけど、
昔のほうがおいしかった気がします。
あの独特の風味が感じられません。
エースコインのメーカー、シスコは
日清食品に買収されて味が変わったのか
と思ってパッケージを見たら、
アップサイクルクッキー
という文字が!
どういうこと?
食品ロスの削減を目指して、
廃棄されている「おから」を
生地の一部に使用しています。
それで味が変わったの?
それともぼくの記憶のなかの味が変わったのか?
真相は闇のなかです。