昨日はクリさん主宰のライブでした。
クローズドライブなんだけど、オープンドアなんです。
(幸いドアは開けっ放しじゃなかったです)
「譜ぅて何」
そうそう、ふーてなにーって聞いたことはあるんですが、
なんやっけ。調べてみたら、
フーテナニー(hootenanny)とは、
現在の日本では死語となっている言葉だが
「観客参加型のコンサート」の事だ。
死語て書いたぁるがな。
英語の辞書だと、
1.《音楽》フーテナニー◆フォーク・シンガーが
聴衆を参加させて行うコンサートで、
非公式または即興で開かれるもの。
2.〈話〉〔名前が分からないものを指す〕何とかいうもの
「あれ、なんとかいうやつ」っていうのを、
英語でフーテナニーっていうって、面白いですね。
昨日は共演予定のフォークユニット「やぎたこ」さんが、
体調不良で来られなかったため、北村謙さんが代演で出られました。
謙さんのソロを聴くのは初めて。
(CDは聴いたことあるんです)
どちらも教則本を書いてはる、その筋のスペシャリストなんですよねえ。
畏れ多い!
Gは発音しないみたいです。
ノーム、小人のことでしょか。
ぼくは行くのは初めて。
女性ふたりが「貸切や~」てなことを
言いながら階段を上がってくるのとすれ違いでした。
ボール紙でできたストロー(コストかかってます)。
開演は夕方6時半。
ドアオープンで開催するかもしれないので、
コートの下も暖かい格好でご参加下さい ♪
とメッセージをいただいていたので、用心していきました。
だけど、コードを着るほどまで寒くはなかったです。
以下、ライブ報告です。
タイトルが聞き取れなかったりしてますので、
テキトーです。どうかご容赦を。
クリさん
オートハープのインストから始まりました。
ほれほれ、アイルランド民謡のよう知ってるやつ。
曲名が出てきません。
「おからを肴に」という”オリジナル曲”の原曲はこれと、
ドック・ワトソンのアルバムを見せていただきました。
クリさんは「音はめ」と自ら名づけた手法(もしくはダジャレ)で、
英語詞の発音に近い日本語を見つけて、そこを手掛かりに
日本語詞を作詞していかれます。
その種明かしやオートハープの楽器特性、
バラッド、物語歌が好きとか、いろんなことを話されました。
「覚めない夢」は鬼気迫る歌。
「あの河で君に」は”音はめ”じゃないのですね。
演奏曲は――
よく言うわね
恋に破れた銀座線
ゆっくりとゆっくりと
雨に濡れ
しょっちゅうお前
覚めない夢
眠れぬ水夫
あの河で君に
Waltz For You
謙さん
クリさんとは青年時代からの音楽仲間なんですねえ。
謙さんが1971年に、はしだのりひことエンドレス
に入ったときにつくった「石畳」という歌にまつわる話が面白かったです。
(ここには書けませんけれど)
オートハープがどちらかというとリズムを感じさせない楽器なので、
謙さんでバンジョーの弾き語りになると、そこは一気に変化が出て、
メリハリのある流れになりました。
いまは亡き箕岡さんの思い出話が聴けてよかったです。
亡くなる前日に飲んでうたった曲がケンタッキーワルツだそうで、
謙さんはこれを追悼歌にされていました。
胸にジンときました。
喜劇役者、古川 ロッパの詩を歌にした「めがねたまご」もよかったです。
演奏曲は――
町の灯(?)
ゴードン・ライトフットの歌
Kentucky Waltz(日本語詞)
めがねたまご
粉雪の夜
ケンクリさん
ここからはふたりで。
ツーカーの仲なので、カウントもとらず、さっとできるんですね。
レコードから耳コピする話、面白かったです。
ジョン・ハートフォードの曲(このアルバムも推奨盤ってことでぼくは買ってました)、
レコードが音飛びするところをバッチリ合わせて演奏されました。
息ぴったり!
クリさんの「バラ咲いた」をマイク真木が聴いて喜んではったとか、
ロンサムカウボーイさんの思い出話も興味深かったです。
あと謙さんが地方に行ったときに見た
「高石信康」「岡林友也」のポスターの話とか。
最後の歌は北村謙さん作詞、アカペラハモがかっこいいです。
演奏曲は――
どうしようもないことさ
大事なレコード
Don't Leave Your Records in the Sun - YouTube
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たのしいワルツ
親交は中断?
おからを肴に
(店内ではカーリングの実況中継が流れてました)
境目のない遠近両用メガネっていいますけど、
お二人の演奏は歌とMCの境目のないライブでした。
中身の濃い2時間半でありました!
*昨夜のクリさんの演奏曲の多くはアルバム「気のせい」から。
北村謙さんプロデュースのこのCD、よく売れてるそうです。