気のせい - うめはらなかせの日記みたいな掲示板２

クリさんのＣＤ、聴かせていただきました。
演奏活動５０周年記念なんですね。

おめでとうございます。

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一筆書きみたいな、ジャケットの絵がいいですね。
これ、クリさん作？
ほんわかと、おだやかで、清潔感があって。

サインをもらうの忘れましたけど、

この絵がクリさん作ならサイン代わりみたいなもんです。

「気のせい……」
というタイトルは、主張らしきものを感じさせなくて、
これまた、ほんわかしてます。
ライナーノーツを読むと、
原詩:4･北村謙5､12･谷川俊太郎15･岡村和夫
上記４曲以外は木崎豊オリジナル｡この曲知ってる？
それは｢気のせい｣です
タイトルはここから来てるのですね。

全１９曲、聴かせていただきました。

ライブでは決して聴くことのできない、

クリさんのひとり多重録音ハモ、よろしいですねえ。

これらの曲をちゃんと理解するには、
アメリカンフォークソングについての知識と教養が必要なのでしょうが、
ぼくにはそういうのがまったくありません。
なので、中途半端で適当ですが、感想のみ。
クリさんのひとこと解説の下に、
うめはらのひとことコメントをつけました。

１・ゆっくりとゆっくりと
船は片道切符。もう少しこちらに居ましょう。
これ、きれいなメロディーですね。

このテンポと「ゆっくりとゆっくりと」というフレーズ、

それにオートハープの音色がぴったりきます。
２・一番星
孝行のしたい時には親は無し。
聴いていて父を思い出しました。でも父は星なんかになってないなあ。
３・よく言うわね
言い訳するほど深みにはまる。街角のワンシーン。
出ました！　クリさんの女うた。演歌みたいにネチこくありません。

たとえネチこさはあったとしても、

オートハープの音色とクリさんのさっぱりした歌声で、

浄化されています。
４・おからを肴に
転けてない！喉ガラガラになってない！酔うてない！
北村謙さん作詞。アカペラハモ、かっこいい！　

これ、元歌は英語ですか？
５・きりなしうた
面白い続きを書いて唄いましょう。
ライブで聴きました、この歌。谷川俊太郎作詞なんですね。
この曲にこの詩をあてたのはクリさんのアイデア？
６・ラブ･アゲイン・ブルース
一度で懲りずに似たのを探すのよね、こう言う人って……。
俺のあん娘は～♪　プカプカを思い出しました。
７･会えないもう
思い切りストロークして唄ってもやっぱり悲しい。
このメロディ、知ってます！　あれれ、気のせい？
８・覚めない夢
ドリアンスケールで怖い歌をどうぞ。
悲惨な歌ですね。アイルランドのトラッドでしょうか？　

これもすごく好きなメロディ。

ドリアンスケール？　どなたか教えてください。
間奏が流れるときに、つぶやき声がします。

ライブでどう演奏しはんにゃろ。聴いてみたい。
９・港町
明るくて波静かな漁港をイメージして弾いています。
漁港ですか、わからへんかった～～～

オートハープ１台でこんな複雑な音が鳴るんですねえ。
10･震え取れへん
バラ咲いた・高瀬川に続く京言葉3部作の1曲。
唯一原曲がわかった歌です（唯一じゃなかったけど）。

なかせさんもお気に入りです。
11・月に照らされて
なげけとて月やは物を思はする……｡
西行法師ですか、勉強になります。

この曲にふさわしい心象風景かなと思いました。
12 ･やだ
整った詩形で深い内容。目指すところです。
これも谷川俊太郎。コード進行と合わさって、とても美しいです。

えっ！　もう終わり？
13 ･寝返りのブルース
さっさと忘れてしまえたら眠れるのにね。
これだけ別の場所で録音されたんでしょか？
14･クリのオートハープ
練習曲として自分に課した昔懐かしい曲。
おおお！　オートハープ、楽しいっ！　って思いました。
15・虹のむこうに
良いところばかり見ていると思い出も楽しくなるよ。
岡村和夫作詞とのことです。
16 ･並んでもう一度
叶わなくなってから一緒に居られる喜びが解る。
ああ、これも有名な曲。オートハープってハーモニクスが鳴るんですねえ。
17 ・雨に濡れ
レッテルを貼られた人は住みにくい世の中。
ああ、これも知ってる！　でもコードがちょっと単純じゃない。
それがとっても美しくて鳥肌もんです。