うめはらなかせの日記みたいな掲示板2

アコースティックギターの前にすべての曲は平等である

初体験! 高齢者講習

ライブの翌日はクタクタでした。

このブログのためにライブ報告の下書きをして、

だいたいその日は力尽きるんですけど、

翌15日の月曜は高齢者講習を予約していたので、

頑張って行ってきました。

 

会場はデルタ自動車教習所。

四条通りに面してると勝手に思い込んでて、

ニトリに車をとめて外に出てから、

場所がわからなくてあせりました。

四条の一筋南でしたね。

黄色の派手な建物は昔の記憶通りです。

 

午後2時40分からの講習に集まったのは男女9人。

3班に分かれて講習プログラムをこなしていきます。

ぼくは男性ばかり3人の班に入れられました。

最初に目の検査のための小部屋に入ります。

 

夜間視力

まずは夜間視力の検査から。

眼科や眼鏡屋さんにあるような検査機を使います。

30秒間、まぶしい光を見たあと、

急に真っ暗になります。

そのなかで前方に現れるという

アルファベットのCのようなマーク(ランドルト環?)

が見えたら、その切れ目が上下左右どっち向きかを

スティック操作で応答します。

これがもう全然だめ。

30秒が過ぎても目の前は真っ暗で、

ぐっと目を凝らすんですけど、

イムリミットの60秒が来ても見えませんでした。

 

聞けば70歳以上で見える人は10人に1人くらいだとか。

ぼくら3人組で見えたのは最後のおひとりだけで、

それも最後の1秒でなんとかという感じでした。

若い人はまぶしいのから暗闇に変わって

すぐでも見えるんですって。

モスキート音みたいなもんですね。

 

動体視力

続けて動体視力。

これはスコープをのぞき込んでる状態で、

向こうから近づいてくるCマークの切れ目が、

どの時点で見えるかを測る試験です。

5回正解で合格。

3回間違ったらその段階で試験終了となります。

そう聞くと判断が慎重になります。

 

いまのは0.2秒、おお! 0.4秒

とか教官が教えてくれて、

おお! 0.6秒、すごいですね!

とか言うので、なんで? と思って質問したら、

あと0.6秒も余裕を残して見えたからってことでした。

秒数が短いほどマークが手前に来てる、

すなわち見えたのが遅かったってことです。

 

視野

最後が視野検査。

半径50センチくらいの視野を移動する

白い球が見えなくなったとき、

見えたときを言います。

これもまあまあの成績で、ぼくの視野は164度でした。

若い人は180度以上見えるんだそうです。

 

ビデオ講習

短いドキュメンタリー番組を鑑賞します。

高齢ドライバーが集団登校の列に突っ込んで、

小学生の男の子が亡くなったという、

実際にあった事故で、

遺児のお父さんが語られるビデオでした。

高齢ドライバーのひとりとして

申し訳ない気持ちになります。

 

実技講習

教習所を4輪で走るのって50年ぶりくらいです。

ありがたいことにオートマ車(当たり前か)。

段差の手前で、タイヤが段に接した状態で一旦停止して、

そこからじんわりアクセルを踏んで、

前輪が乗り上げた瞬間にブレーキをかけます。

とっさの急ブレーキがかけられるかを確かめる試験で、

ぼくはしっかり、ショックもなくブレーキが踏めたので、

100点満点! 

と教官にほめられました。

いくつになってもほめられるとうれしい。

 

 

以上、全2時間の講習を終えてみて、

いかに自分の目が衰えていたかがわかりました。

講習料の6450円、高いと思ってたけど、

生徒3人を教官ひとりで担当する少人数制で、

実際にハンドルを握っての実技も含む金額は、

まあ、妥当かなと思いました。

 

免許更新時の講習も受講照明があれば免除

と聞いて、ぼくはにんまりしました。

 

同い年とわかってる初対面の人と、

待ち時間も含めて数時間を過ごすって、

日常生活ではありえないシチュエーションですよね。

もしなかせさんがここにいたら、

絶対に何人かと友だちになって、

うめなかライブの予約を取ってはるやろなあと確信しました。