世の中には器の大きな人というのがいます。
そういう人のそばでは多少難のある人も生きやすいと思います。
なかせさんのだんなさんも器の大きい人ですけど、
ぼくはまったくもってその逆です。
器の小ささには自信があります。
度量が小さい・チンケな・狭量・キャパちいさ……
すべての形容を受け容れます。
みみっちい男
と絶賛してもらってけっこうです。
こないだの「すいようフォーク」に、
新しいマーチン(といってもメキシコ製の安物)
を持っていったときに指摘されたんです。
このピックガード!
そうです。
養生のための保護シール、まだはがしてないんです。
ピックガードはそもそもボディを守るための板で、
その板をさらに守るためのシールだから、
なくてなんの不都合もないのに。
購入して2年目に入るんですけど、
不細工ですかね。
車のナビも買ったときのシールを残したままにしてます。
なかせさんが「はがしたげよ」というけど、
断固拒否します。
なんでなかせさんにはがされなあかんのですか。
ふと気づいたら腕時計のガラス(「風防」と呼ぶそう)
に貼られた透明シールもはがしてません。
(竜頭の下あたりに空気が入ってます)
たった5千円のちゃちな時計なんだから、
ガラス(プラスチックですけど)が汚れようが、
傷つこうが、大したことないとお思いでしょう。
それがはがせないんです。
こないだ靴擦れができて、
かかとに貼ったバンドエイドも
3~4日、はがせませんでした。
見苦しいので写真には撮ってません。
ご安心を。
要ははがさなくても機能上なんの問題もないから、
そして保護の役割も少しは果たしてると思うから、
こうなってしまうのでしょう。
見た目は、はがしたほうが美しいに決まってるんだけど、
みみっちい男
だからできません。
ミミッチー・ミラー合唱団に入れてもらえるやろか。