うめはらなかせの日記みたいな掲示板2

アコースティックギターの前にすべての曲は平等である

ブックオフか古書店か

終活の本棚整理の続きです。

西京極の「F書房」に段ボール箱で、

18箱、およそ1000冊を持ち込みました。

軽自動車が箱でいっぱいです。

走るか心配したほど。

ここまでするのに体も疲れ果て、膝がくがくでした。

気力喪失状態だったので、

50歳くらいの古書店の主人に、

「全部で3千円」といわれ、黙って受け入れました。

 

意外なことに小学館の日本の古典全集は、

全巻そろっていないので、

タダでも引き取れないと言われました。

(2~3冊抜けてるんです)

楽天市場では1冊600円ほどで売ってるんですけど、

古典は買う人がいないと店の主人は言います。

この全集、箱入りで、透明のビニールカバーが

かかっています。

そういうのは回収業者が嫌って

引き取ってくれないそうなんです。

 

家まで持って帰るのはしんどいので、

引き取りを断られた本は、

ブックオフに持ち込みました。

タダでもいいと思ってたら、

全集が1冊10円で590円になりました。

悲しい金額ですけど、

だれかに格安で読んでもらえるなら、うれしいです。

 

査定までの待ち時間、店内を見ていたら、

こないだブックオフに持ち込んだばかりの文庫が、

もう書棚に並んでいました。

10円で買い取られたのが110円のシールを貼られて。

「緋色の記憶」という文庫です。

アメリカ探偵作家クラブ賞受賞作トマス・H・クック

これとまったく同じ表紙で新刊の文庫も同じ棚にあって、

そちらは1100円。

内容が同じなのに10倍も高いほうを

選ぶ人がいるんだろうかと思いました。

新しいほうを買って、読み終えたら、

400円くらいで売るのかなあ。

 

ほんとうはアマゾンかメルカリに出品すれば、

もっと高く売れて、必要とする人に本が届くのでしょうね。

でもそれができる気力・体力がありません。

次善は、古書店の得意分野を把握して持ち込むこと。

それも難しいです。

なんせ本は重い。

家の中を運ぶだけで膝がやられそうになります。

明朗会計のブックオフに持ち込んで、

売れなかった本だけ古書店に持っていくのが、

正解かもと思いました。

 

これで家の本はあらかたなくなり、

あとは京都市の図書館に寄贈する

京都関連の本を残すばかりです。

 

本の整理を思い立ったきっかけは、なかせさんなんです。

ぼくのオリジナル曲「おたすけ」の絵本はどうしたん? 

となかせさんに訊かれたんです

それまで、まったく忘却してました。

そういえば絵本作家の方が本にしてくれたんです。

家の中を探したんですけど、見つかりません。

結果、これだけ本を整理しても出てこないんです。

あれは幻だったのかなあ。