うめはらなかせの日記みたいな掲示板2

アコースティックギターの前にすべての曲は平等である

獺祭&じゃがたらお春を友に亀楽ライブ

昨日は久永さんソロライブでした

いつものように心地よい歌と演奏。

たとえて言えば、

あんまりしゃべりかけてこない理髪店みたいに

心地よかったです。

 

亀楽 お座敷ライブ 久永洋子ソロ

 

以下、セットリストというより、

聴いて感じたことを書き出します。

 

1st set

Memories in the Fall(Delia Bell)

秋を感じさせる歌から始まりました。

曲名が合ってるかどうか。

(あとで正解を教えていただいて訂正しています)

歌詞の中にリトル・ダーリンという言葉が出てきます。

女性歌なので、これは男性を指しているらしくて。

昔、Diamonds の「 Little Darlin' 」ってヒット曲を、

PP&Mのポールがパロディにしてたのを思い出しました。

「かわいいあなた」って男性にも言うのかもしれませんね。

 

A miner’s prayer/鉱夫の祈り(Mike and Peggy Seeger)

高田渡がうたってるんですね。

パソコンで「炭鉱夫」は変換するんですけど、

「鉱夫」は出てきません。

もう死語なのかなあ。

 

久永さんの歌はやさしくて心が洗われます。

声質は全体に太くてなめらか。

伸ばした先まで声が響いてる、

尾っぽまであんこが詰まってる鯛焼きみたいな

お値打ち感があります。

 

今夏は夏フェスで忙しく、

8月の亀楽ライブはお休みでしたとのこと。

東日本から西日本まで各地を飛び回ってはるんですねえ。

交通費だけでも大変そう。

(交通費、出るんですかね)

カーラ・ボノフとリビングストン・テイラーのライブを

聴きに行ったという話が、ちょっとうらやましかったです。

カーラ・ボノフのアルバム、ぼくは脚しか頭に残ってないです。

ライブであの脚が見られたんでしょうか。

 

Custom Made Woman Blues(Hazel & Alice)

久永さんの好きなHazel Dickensの曲。

直訳すると特注女のブルース? 

あなたごのみのウ~あなたごのみのゥ~女から脱する

って内容なのでしょうか。

 

オートハープに持ち替えてカーター・ファミリーの曲を。

Gold Watch And Chain(The Carter Family


 

ベルツノガエルと暮らす息子さんの話をされました。

In Tall Buildings(John Hartford)

就職氷河期で苦労された息子さんへの

応援歌としてうたってられたそう。

いい歌ですねえ。

ぼくはテキーラ・サーキットの歌で知りました。

テキーラ・サーキット、聴きたくなってきた。

 

The Broken Hearted LoverThe Carter Family

オートハープが続きます。

ギニー・ホウカーという人の歌で久永さんは知ったそうです。

毎回、ひとのセットリストを書くと勉強になります。

とくに久永さんのライブは、ぼくの知らないミュージシャンが

いっぱい出てくるので、新しい音楽に出会えます。

だけど、ネット検索でこの人の名前は出てきませんでした。

聞き違いなのかも。

 

そしてギターに持ち換えて、前回も演奏されたこの曲

Cannon Ball BluesThe Carter Family

カーターファミリーのブルースも、

淡谷のり子といっしょで、

ブルースコードじゃないんですね。

 

I Can't Get Over You(Linda Ronstadt

リンダ・ロンシュタットの曲。

前半の締めにふさわしいしっとりした名曲でした。

ていうか、昨日いちばん聴きごたえのあった歌でした。

 

休憩タイム

丸井さんから和菓子が提供されました。

松原かどっかの和菓子屋さんのですよね。

お値段も手ごろでおいしいので、

買ってみたいけど、店名を覚えてません。

ひとりに1個ずつあたるはずだったのに、

1個しか食べられなかった。

(なかせさん、3つ食べた?)

レーズンの入ったほう、おいしかったです。

 

あと獺祭のスパークリングも出て、

みんなで乾杯してからセカンドセットへ。

 

そうそう、こないだ長野友美さんがライブで紹介されてた

長崎の焼酎「じゃがたらお春」を、

丸井さんが早速仕入れて供されました。

ぼくは飲んでませんけど、好評のようでした。

 

2nd set

後半でも秋の歌を。

秋の海へ(There Ain't No Ash Will Burn/佐々木由紀/ウォルト・オルドリッジ曲)

久永さんのお知り合いの方の訳詞。

その方のだんなさんもミュージシャンなんですね。

 

Last in Love(J. D. Souther, Glenn Frey)

ニコレット・ラーソンの歌で覚えたそうです。

グレン・フライは大昔に大阪まで聴きに行きました。

クリストファー・クロスとのタイバンでしたけど、

グレン・フライのほうが断然よかったです。

この歌、J.D.サウザーっぽいかなあ。

 

縁(えにし)の糸(竹内まりや

NHKテレビ小説「だんだん」で使われたそう。

見てませんでした。

久永さん、竹内まりやが好きってのは意外。

さだまさしもお好きなんですよねえ。

ぼくのなかでは両者並び立たず、ですけど。

 

The Circle GameJoni Mitchell

さすがにこの曲は知ってました。

(うめなかでもやってますから)

歌詞にカルーセルって単語が出てきて、

いつもカルーセル麻紀を思い出します。 

 

Carolina Pines(Kate Wolf)

久永さんは景色が見えるような曲が好きとおっしゃいます。

ケイト・ウルフもそんな歌詞を書くひとりだとか。

 

カロライナ松ってクリスマスツリーになるんでしょか。

ノースカロライナ州サウスカロライナ州とあって、

ノースとサウスがあるのはカロライナだけなんですね。

バージニア州ウェストバージニア州

って組み合わせはあるんですけど。

 

Green Rolling Hills(Utah Phillips)

こちらも前回うたわれました。

オートハープで。

おおおお!

うたい終わりに伸ばすところで音程が……

久永さんも筆の誤り。

珍しいです。

 

The Winding Stream(The Carter Family

カーター・ファミリーのこの曲、久永さんの十八番ですね。

シンプルです。

あまりにシンプルすぎて、うめなかは挫折。

(うたってる途中で飽きてしまう)

久永さんは丁寧にうたわれます。

その中でいろいろと変化をつけて

単調に流れないようにされてるのでしょう。

この歌、ご夫妻でハモってられるのをYouTubeで聴きました。

 

Across the Great Divide(Kate Wolf)

ケイト・ウルフでいちばん好きな曲らしいです。

ぼくもこの歌、好きです。

だれの演奏で知ったのか思い出せない。

 

ここで、トミコさんから

後ろで寝たらどうです?

と声をかけていただきました。

たしかに目をつぶって聴いてますし、

お酒をいただいて、顔が真っ赤だったので、

居眠りしてるように見えたのかも。

 

アンコール

West Virginia My Home(Hazel Dickens)

最後は「あの曲」といわれてもわかりませんでした。

ブルーグラス業界では有名な歌なのでしょう。

 

以上で、久永さんのライブが終了。

ぼくのようなブルーグラスと無縁の人間でも、

うっとり夢心地で聴いてられる、いいライブでした。

 

続いてセッションタイム。

いつもぼくはライブが終わるとすぐに帰ってたので、

なかせさんから極悪非道呼ばわりされてたんですけど、

昨日は残って、なかせさんと練習中の2曲を。

California Dreamin'(The Mamas And The Papas)

Junk(Paul McCartney

 

うめなかはあっちゅう間に終わって、

客席の猛者が次々と登場します。

クリさん、珍しいウッドベース弾き。

もちろんオートハープの弾き語りもされました。

小渕優子の歌? 

解説がほしいところです。

不気味でした~~~

 昨日は亀楽の丸井さんが区民運動会で中座して、

そこから帰ってくる5時半までは楽しんでてください

と言われてたんですけど、

なかせさん、途中でしんどくなったそうで、

じゃがたらお春、呑み過ぎたんちゃうん?)

4時半ごろに失礼しました。

たぶん5時半までお座敷は盛り上がったことでしょう。

 

次回はなんと久永さんと茶木みやこさんのライブなんだそうです。

いつやったっけ?

茶木さんがブルーグラスをされるのか、

それとも久永さんが歩み寄られるのか、

どっちでしょう(後者かな)。