ドラマ「おいしい給食」ってのを楽しみに見てました。
給食マニアの中学教師と生徒がグルメセンスを競う
スクールドラマですかね。
1980年代の関東(?)の中学校が舞台なので、
ぼくが小学生時代に食べていた給食とはずいぶん違うし、
だいぶんと豪華なんですよね。
だけど、ぼくにもなじみのある料理も出てきました。
「鯨の竜田揚げ」
これって、80年代にまだあったんですね。
あと「ソフト麺」も食べた気がします。
そして「ちくわの磯辺揚げ」がまた懐かしい。
のり弁当に入ってるこれは、給食がルーツなんでしょうか。
実はいま、仕事でフランスの作家メリメ原作の小説
「カルメン」のことを調べてるんですが、
同名の文庫に収められている短編のひとつに、
奴隷船を襲った惨劇を巧みな構成で組み立てた
『タマンゴ』(TAMANGO)。
というのがあったんです。
もう皆さんお気づきでしょう。
ゴジラ映画かなにかと併映されてたのを見たんです。
小学校の友だちがほぼ全員見てると思います。
このマタンゴという怪物の肌が、
給食に出てくる「ちくわの磯辺揚げ」の表面そっくりでした。
それでだれいうともなく、ぼくらの教室では
ちくわの磯辺揚げがマタンゴと呼びならわされることになったのです。
いや~~~、「マタンゴ」の語源は絶対に
メリメの「タマンゴ」だと思うなあ。
ウィキペディアにもそんなこと書いてないですけどね。