先日、ギターの修理屋さんと話をしたら、
最近のギター少年はめっちゃうまいですよ!
とのことでした。
中学生も高校生も、ギターのタブ譜を見て、
しっかり練習しているのだそうです。
へ? どんな曲を?
と聞くと、押尾コータローなんだそう。
そうかあ、あれはまあ、
ギターを超えたギターだわなあ。
ついてけんのぉ。
最近流行っている歌はギターで伴奏するにはハードルが高いです。
まずあのリズムが出しにくいし、転調が多くてコピーしづらい。
コードがとれないほど複雑化・大作化している。
もちろん歌も難しい。
そこへ行くと昔のフォークはラクだったなあ。
簡単なリズムとコードで。
ギター譜といえば、こないだ武満徹を紹介する番組がありました。
荘村清志が20代の無名ギタリスト時代に、
オリジナル曲を書いてくださいと
電話帳で武満徹の番号を調べて無謀にも依頼したのがきっかけで、
武満徹はギター曲を書くようになったそうです。
武満徹は「ギターのための12の歌」という曲集を発表します。
荘村清志のアンコール用に与えた、
「オーバーザレインボー」も収録されています。
1:ロンドンデリーの歌
2:オーバーザレインボー
3:サマータイム
4:早春賦
5:失われた恋
6:星の世界
7:シークレットラヴ
8:ヒアゼアアンドエヴリウェア
9:ミッシェル
10:ヘイジュード
11:イエスタデイ
12:インターナショナル
12曲中、実に4曲がビートルズナンバーです。
まあ、お上品なビートルズ。
新宿ゴールデン街のさびれた飲み屋に入ったときに、
ギターが壁にかかっていたんだそうです。
それで陽水が次々とビートルズナンバーをうたい始めたら、
武満徹がそれにハーモニーをつけたそう。
なんと豪華なセッションなんでしょう。
ギター譜は、やってやれなくはないかなと感じさせるものがいいです。
この武満徹のギター譜はぼくには難しそう。
じゃんねん!