うめはらなかせの日記みたいな掲示板2

アコースティックギターの前にすべての曲は平等である

観るのが怖い

近所の奥さんが言うてました。

 

「うちの息子はバレーボールをやってくれてほんまに良かった。

 怪我する心配がないし」

 

うちの息子は中学に入ったとき、

「体操部に入ってん」と言うんでびっくりしたんです。

 

体操部の顧問の先生は、あの森末選手と一緒にやったはった人で

怪我をされて中学の体育の先生にならはった人。人望も厚かったみたい。

クラブ紹介の演技を見てやりたくなったんでしょう。

 

試合の度に観戦しましたが、それはもう恐ろしい以外の何物でもないんです。

大車輪なんか見てられない。落ちたらどないする。

そればっかりでした。

 

中学2年の時に病気にになってね

お見舞いに来てくださった先生は「また頑張りや」と言うて

帰らはったんです。

 

病気は全快しましたが、以前のように運動できるまで随分かかりました。

 

でも、バク転だけでもしたいと、体操部に戻ったんです。

 

先生は「えらいもんですねえ」

と言わはってね、息子を褒めてくれはったと思ったらそうではなく

「体を見たとき、これはもうあかんなあと思ったんですけど、

 人間の回復力は凄いと改めておもいました」やって。

 

息子は怪我ではなく病気でしたが、

体操だけでなく、スポーツは危険と隣り合わせ。

怪我はつきもの。

 

昨日の女子体操平均台、もうヒヤヒヤでこんな狭いとこでと恐ろしい。

 

段違い平行棒では村上茉愛選手が落下して、かわいそうでね。

お母さんはどんな思いでみたはったやろ。

 

鍛えて鍛えて、怪我して克服してオリンピックなんですねえ。

 

まあでも、あんな怖いことようできるわが本音ですけど。