昨日は、本年度最後の高齢者大学の講義を受けてきました。
コロナで講義がなかった期間は、講義の模様がDVDにされて
送られてきていたのです。
高齢者大学の他の講義は中止になっていたのですが、
コロナで京都交響楽団も演奏の場をなくされているので、
少しでも応援になればと言う気持が運営されている方々に
ありました。
講義は、いつもの教室ではなく北文化会館のホール。
オープニングの「すてきな春に」の歌唱ですっかり引き込まれました。
栗原美和さん(写真右)のソプラノ、昨年の一月の講義でも聞かせて
いただいたのですが、
あの教室では申し訳なかったと思うほど、ホールに響き渡り
魅了されました。
昨年はご主人との共演で↓のロッシーニの猫の二重唱を聞かせて
下さったのですが、
将来、日本のオペラ界をしょって立つと言われたご主人
「二塚直紀」さんを昨年の四月に、ジョギング中の心筋梗塞で
亡くされていたのです。
お二人の生活は音楽に満ちていて、喪失感と苦しみが、
言葉の端々に感じられて、胸が詰まるものがありました。
しかし、歌唱はどの曲も素晴らしく、今まで頑張って練習してきたことに
自信を持って歌って行きたいとおっしゃって、前向きな姿勢に
受講生は力をいただきました。
お二人で歌われた ロッシーニ貼っておきます。
Duetto buffo di due gatti (Cat Duet) - attrib. G. Rossini, likely compiled by R. L. Pearsall