鼻歌ってのはしょっちゅう口をついて出てきます。
きっとなかせさんはぼくよりしょっちゅう鼻歌してるでしょう。
ぼくがもう聴きとないって気分のときにも、
隣でうたい出されて迷惑します。
それはともかく、ぼくがこないだ家の台所で
軽く鼻歌をうたっていたとき、
妻をめとらば才たけて
というフレーズが思わず口をついて出てきました。
毎度のことですが、このフレーズが出ると、
続けて、
誓って国を出たからにゃ
手柄立てずに帰れよか
とうたってしまいます。
「妻をめとらば(人を恋うる歌) 」も「露営の歌」も
ちゃんと歌を覚えてないからできるんでしょうね。
それで思い出したんですけど、
漫才でこういうのなかったですか。
聞け万国の労働者
とうたい出して、
椎の木林の すぐそばに
小さなお山が あったとさ あったとさ
と続けるネタ。
「聞け万国の労働者」（メーデー歌）に
童謡の「お山の杉の子」が
なんの違和感もなく続くのがおかしくて。
だれがやってたかなあ（Ｗヤング？ じゃないかあ）。
こういうのが面白くて、自分でもやってみたいんです。
ギター一本で演奏が単調になりがちのうめなかには、
違う歌と歌をくっつけるマッシュアップは転調とともに、
曲に変化をつけるかっこうの武器ですから。
なのでうめはらなかせでは、
「ドライブ天国」と題して、ビートルズの「Drive My Car」に
ＰＰ＆Ｍの「I Dig Rock and Roll Music」をくっつけたり、
ザ・ピーナッツの「心の窓にともしびを」に
ＣＭソング「パルナスの歌」をくっつけたり、
ＡＫＢ４８の「恋するフォーチュンクッキー」に
はしだのりひことクライマックスの「花嫁」をくっつけたり
（「恋する花嫁」）、いろいろ頑張ってます。
だけどお手本のようにはすんなりいきませんです。
