うめはらなかせの日記みたいな掲示板2

アコースティックギターの前にすべての曲は平等である

香水で、ほっ

ビルボード・ジャパンが発表する

年間総合ソングチャート

というのがあります。 

CD、ダウンロード、ストリーミング、ラジオOAとか、

音楽の楽しみ方も多様ないまの時代にふさわしく、

さまざまな要素を合算した複合型チャートなんだそうです。

それによると、2020年のランキングは、

こんなことになってます。

いまいまの音楽を徒然なるままに聴いてみましょう。

 

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1位 YOASOBI「夜に駆ける」

コンポーザーAyaseとボーカリストikuraによるクリエイターユニット

だそうで、バンドじゃないんですね。

この曲の作詞・作曲・編曲はAyaseの手になるもの。

シンガーのイクラは本名の「幾田りら」から来ているようです。

本名がすでに昭和から遠いですよねえ。

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こちら、年間チャートを発表して以来初めて、

CDのシングル盤をリリースしていない楽曲が

総合1位となったとのことです。

小説投稿サイトに投稿された小説を音楽化するために結成された

という点もユニークですね。

この歌詞を読んでいると、この世をはかなんだ女性とともに、

主人公の男性は死を選んでいるかのように思えます。

そんな内容の歌が1位になるって、どう思ったらよいのでしょう。

おっさんには理解できません。

 

ぼくはこっちのほうが聴きやすいです。

 ikuraが所属する「ぷらそにか」というグループによるカバー。

やっぱりおっさんにはアコースティック系がわかりやすい。

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2位 Official髭男dism「Pretender」

オフィシャルヒゲダンディズムと読めばいいのでしょうか。

バンド名がまったく意味不明です。 

それも当たり前で、もともと意味はないそうです。

単にインパクトがあるからってことでこの名前に。

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聴いてみたら、どこかで耳にしてました。

映画「コンフィデンスマンJP -ロマンス編-」の主題歌とのことです。

 

3位 LiSA「紅蓮華」

こちらはもう何度も聴いたような……

アニメ「鬼滅の刃」 のオープニングテーマです。

読み方がまずわからないんですけど、「ぐれんげ」です。

「ぐれんばな」かと思ってた。

それじゃ演歌か。

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LISAという人は楽曲の半数以上は自身で歌詞を書いているそうで、

この「紅蓮華」も本人の作詞によるもの。

すでに結婚もしてはるんですねえ。

劇場版「鬼滅の刃 無限列車編」の主題歌「炎」は

総合9位に入ってるそうなので、ますます売れ続けますねえ。

去年、今年とエンタメ界は鬼滅さまさまです。

 

4位 Official髭男dism「I LOVE...」
Official髭男dismは、100位圏内に11曲も送り込んでるそうで、

バカ売れっちゅうやつですね(7位「宿命」もこの人たちです)。

4位のこの曲は「恋はつづくよどこまでも」の主題歌。

上白石萌音がナース役をやってたドラマです。

ドラマも大人気だったので、売れえでか! って感じです。

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5位 King Gnu「白日」
キングヌーと読みます。

バンド名は、由来である動物の“ Gnu =ヌー ”が、

春から少しずつ合流してやがて巨大な群れになる習性を持っており、

自分たちも老若男女を巻き込み大きな群れになりたい

という思いから名づけられた。

ウィキペディアにあります。

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 本曲は坂口健太郎主演の日本テレビ土曜ドラマ

イノセンス 冤罪弁護士」の主題歌として書き下ろされた

「冤罪をかけた者、かけられた犠牲者、冤罪を晴らすために

 弁護する冤罪弁護士、三者の心情」が表現されている

ウィキペディアにありました。

原曲キーはD♭で、曲のBPMは94

とあって、BPMってなんじゃらほいと思ったら、

音楽用語で、心拍数の単位(1分間)に心臓が拍動する回数のこと。

94というのは1分間に四分音符を94回鳴らすテンポらしいです。

 

6位 瑛人「香水」

ここまで聴いてきて、やっとアコースティックギターの響きが出てきました。

いや~、和みますねえ。

これだけギターだけで聴かせる歌は最近では珍しいんじゃないでしょうか。

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ほんとなら5位までだけ紹介しようと思ったけど、

知らない歌ばっかりで、ようやくヒット曲として何度も耳にしたこの歌、

やっぱり入れておきたいです。

6位は意外でした(もっと上位かと思ってたので)。

同じく、あいみょん「裸の心」もようやく10位でした。

 

TikTokYouTubeSNS、ストリーミングが連動して

新しいヒットが生み出されるパターンが日本でも確立された。

ビルボード・ジャパンは結んでいます。

一方で、日経流通新聞のコラムでは、

CDセールスに頼っていた従来型のアイドルグループは

ヒットチャート上で存在感を失いつつある。

として、とくにAKB48や乃木坂46など

女性グループはコロナ禍でイベントや握手会が

開催できなくなり、苦境にある。

としています。

 

なお20位圏内にはNiziU、菅田将暉、米津玄師、

紅白に出られなかったSnow Man、韓国のBTS

ジャニーズの新人SixTONESが入っていて、

それ以外がOfficial髭男dismの3曲でした。

あと気になるところでは、24位にビリー・アイリッシュ

36位に三浦春馬、38位にやっと嵐、46位になんと乃木坂46

「パプリカ」は40位(Foorin)と48位(米津玄師)に、

64位にエド・シーラン、76位にONE OK ROCK

90位にスキマスイッチが食い込んでるのはお見事! 

AKB48はやっと93位、レディー・ガガは96位。

 

てことで、100位圏内にはユーミンもサザンも山下達郎

小田和正も入っていませんでした。

 

以上、

若きも聴くなるじぇいぽっぷといふもの

老いも聴いてみむとてするなり

でした。

ああ、お茶漬けが食べたい!