またもや訃報が入りましたね。
作曲家 筒美京平さん死去 80歳
昭和を代表する歌謡曲を作曲
筒美さんは50年以上にわたる活動の中で
3000曲近くの楽曲を生み、
オリコンの調べによりますと、
作曲したシングル曲の国内での総売り上げ枚数は
7560万枚を超えていて、
歴代の作曲家の中でも最も多い記録となっています。
とのことです。
すごいなあと思うのは、
歌謡曲、ロック、ソウル、テクノ……
音楽のあらゆるジャンルを網羅していて、
その歌手らしさ、その歌詞らしさはあるけど、
ああ、このメロディーラインが筒美京平ね
というようなところがなく、
みごとにみんな違うところがすごい。
同じ作曲家の曲と思えません。
名優が役によってまったく別人を演じ分けるみたいなものかなあ。
それぞれに「らしさ」があります。
自作自演で、自分がうたい、つくるという制約があるからか。
筒美京平は、そういう自分という枠から羽ばたいて、
その都度その都度、歌詞の世界に成りきっている感じがします。
3000も作品があれば、どれかひとつくらい、
うめはらなかせでもカバーしてるかしらと思ったら、
浅田美代子の「赤い風船」がありました。
これ、なかせさんがわざと音を外してうたう
”おちゃらけ”バージョンなので、
レパートリーにカウントしづらいですけど。
それはそれとして筒美京平の曲はどれも耳にしてるはず、
と思ってたけど、やはり3000曲という総数からしたら、
知らない曲がほとんどだといっていいでしょう。
このサイトで紹介されてる曲も知らないものが多かったです。
どんな曲が取り上げられているか、YouTubeを検索してみました。
お時間のある方は聴いてみてください。
いしだあゆみ「太陽は泣いている」
1968年6月 作詞:橋本淳 編曲:筒美京平
ああ、知ってる知ってる!
オックス「僕は燃えてる」
1969年3月 作詞:橋本淳 編曲:筒美京平
https://www.youtube.com/watch?v=8bkk35-pXIA
「失神バンド」オックスのこの曲、知りませんでした。
なぜか画面表示されません。
平山三紀「ビューティフル・ヨコハマ」
1970年11月 作詞:橋本淳 編曲:筒美京平
「真夏の出来事」で知られる平山三紀のデビューシングル。
これも知らなかった。
尾崎紀世彦「ふたりは若かった」
いい曲ですねえ。知らなかったです。
1972年4月
作詞:橋本淳 編曲:筒美京平
あ、これ、聴き覚え、あります。
浅田美代子「赤い風船」
最初に聴いたとき、吉田拓郎の曲だと勘違いしました。
このフォークっぽいメロディーライン、よく思いつくなあ。
麻丘めぐみ「森を駈ける恋人たち」
筒美が得意としたメロディー転調が要所で生きる
とありますが、メロディー転調の意味がわかりませんでした。
この曲も知らなかったです。
つなき&みどり「ふたり」
1973年7月 作詞:橋本淳 編曲:筒美京平
ふたりは覚えてるけど、この曲は知りませんでした。
リンリン・ランラン「恋のインディアン人形」
1974年4月 作詞:さいとう大三 編曲:筒美京平
これ聴かなくても覚えてます。
なのでYouTubeは省略。
南沙織「夏の感情」
1974年6月 作詞:有馬三恵子 編曲:筒美京平
細野晴臣らのキャラメル・ママ(ティン・パン・アレー)演奏による、
中古レコード市場でも人気のグルーヴ歌謡。
この曲、覚えてます。
スリー・ディグリーズ「にがい涙」
知らずに聴けば、たどたどしい日本語も相まって、
邦訳セルフカバーにしか聴こえない。
とあります。
まったくその通り!
ぼくは筒美京平作曲とはまったく思ってませんでした。
L.A. Soul Drivers「Sexy Bus Stop」
1976年3月 編曲:Dr.ドラゴン(筒美京平)
これ、洋楽だとばっかり思ってました。
郷ひろみ「洪水の前」
聴いたような気がします。
これも知ってるのでYouTubeは省略。
山内恵美子「太陽は泣いている センセーション'78」
1978年7月 作詞:橋本淳 編曲:筒美京平
筒美自身の編曲で、いしだあゆみのヒット曲を再構築した。
とあります。
このバージョンは知りませんでした。
中原理恵「ディスコ・レディー」
「東京ららばい」に次ぐ2作目。
これも知ってましたねえ。
「東京ららばい」、好きでした。
榊原郁恵「ROBOT(ロボット)」
そういえば聴いた記憶があるようなないような。
ただ時たま、「ギンギラギンにさりげなく」の作詞が
へーーーーー、それは知らなかった。
小泉今日子「まっ赤な女の子」
関係ないけど、小泉今日子の脚が好きなんですよねえ。
いまや世界的なSF実写映画として知られる、アニメ国内版の主題歌。
このあたりになるとまったく知りませんでした。