うめはらなかせの日記みたいな掲示板2

アコースティックギターの前にすべての曲は平等である

ライス、ウォーカー、たいじに、礼!

ハイホーハイホー♪

と七人の小人が踊り出しそうなくらい、

訃報が相次いでいます。

 

中村泰士 81歳

なかむら・たいじって読むんですね。

勝手に「ひさし」と読んでいました。

この歳まで髪がふさふさでうらやましいです。

訃報によると――

歌手デビューして1968年、佐川満男の「今は幸せかい」で作曲家に転身。

代表曲は「夢は夜ひらく」(園まり)「大阪の女」(ザ・ピーナッツ

「黄色い麦わら帽子」(松崎しげる)「わたしの青い鳥」(桜田淳子)など。

72年、ちあきなおみの「喝采」で、

82年には細川たかしの「北酒場」で日本レコード大賞を受賞。

 

さて、聴いてみたかったのはこの曲。

www.youtube.com

この歌、久しぶりに聴いてみて、

イントロがアコースティックギター始まってたことに気づきました。

ギターで作曲されてたんですね。

作詞も手がけたとのことで、作曲家というよりソングライターでしょうか。

ジャケットのヒデは、快傑ハリマオみたい。

 

ひつぎには天国でも音楽活動ができるようにと願い、

愛用のアコースティックギター、楽譜、ペンなどが収められた。

と記事にあります。

どんなギターが入れられたんでしょう。

きっといいギターなんだろうと想像します。

ああ、もったいない!

何台もお持ちなのでしょうが、

それでもギターを焼いてしまうのはちょっと抵抗を感じました。

 

なかにし礼 82歳

作詞家にして直木賞作家。

訳詞を含めると手がけた曲は4千曲。

ウィキペディアにずらっとある作品名を見て、

自分が覚えている曲を拾い出してみたら、こんなにたくさん。

「君は心の妻だから」って上手に言わはるなあ。

「知りたくないの」(1965年)「恋のフーガ「恋のハレルヤ」(1967年)

「夕月」(1968年)「天使の誘惑」(1968年、第10回日本レコード大賞受賞)

「恋の奴隷」「君は心の妻だから」「夜と朝のあいだに」「人形の家」(1969年)

「雨がやんだら」「中途半端はやめて」(1970年)「手紙」(1970年)

「別れの朝」(1971年-日本語詞)「グッド・バイ・マイ・ラブ」(1974年)

「フィーリング」(1976年)「北酒場」(1982年、第24回日本レコード大賞受賞)

 

なぜかこれが聴いてみたくなりました。

www.youtube.com

作詞だけじゃなくて、作曲も担当した「時には娼婦のように」(1978年)

がヒットしたというのもすごいですね。

多才です。

五月みどりの「熟女B」、聴いてみたいなあ。

YouTubeにはなかったです。

と思ったらなかせさんが探してきました。

コメント欄から飛んでください。

やらすぃー歌詞です。

 

ジェリー・ジェフ・ウォーカー  78歳

このアルバム「ビバ・テルリングァ!」はどれほど聴いたことか。

www.youtube.com

酒臭い、男臭い、田舎臭いの三拍子そろったカントリーでした。

だけど、どれもメロディーにキャッチ―なところがあって好きでした。

ロスト・ゴンゾ・バンドというのを引き連れてやってます。

ゴンゾという言葉はちゃんとした英語で

「奇妙な」とか「狂った」とかいう意味があるそうです。

ぼくが、ジェリー・ジェフ・ウォーカーの名前を知ったのは、

デヴィッド・ブロムバーグのアルバム「変装した悪魔」を聴いて。

ブロムバーグが「Mr. Bojangles」をライブでうたうなかで、

ジェリーがこの曲をつくったいきさつを語ってるんです。

ボージャングルはブロムバーグのほうが好きでしたけど、

このアルバムのジェリー・ジェフ・ウォーカー、大好きでしたねえ。

 

トニー・ライス 69歳

ブルーグラスは全然聴かなかったのですが、

あるときデヴィッド・グリスマン・カルテットを聴いて、

こんなオシャレなブルーグラスがあるんだと驚きました。

ブルーグラスがジャズと融合するクロスオーバーな世界。

これもレコードがすり減るほど聴きました。

トニー・ライスのギターはスリリングでした。

まだ60代でしたか。

早すぎます。

www.youtube.com

 

こうして優れた作品を発表した方々が次々と亡くなっていくのはさびしいです。

有名人であれ、身のまわりの人であれ、知ってる人が次々消えていくことで、

自分の心の準備も少しずつできていくのだと、

前向きに受けとめとくことにしましょう。

お時間があればYouTubeで偲んでください。