リハビリに通って、膝は随分楽になりました。
信号が赤に変わりかけても、ちょっと小走りできるんですよ。
そんなんで通っているクリニックは若い40歳ぐらいまでの
先生ばかり、皆男の子です。
ジジババが相手で気の毒に思ったりしています。
皆、やさしいし。でも私はちょっと厳しい先生がお気に入りです。
肩を痛めた野球少年の投球フォームを真剣に見る様子に、頼もしいものを
かんじたりしています。
先日、リハビリ室で待っていると、
「赤い車のハザードがついてますけど、どなたか?」と事務の女性が
呼びかけられました。赤い車に間違いないけど、ハザード付けた覚えはないなあと
駐車場まで見にいきました。
そしたら、もう一台赤でもオレンジに近いメタリックの車のハザードが
点滅していました。
戻って、入口で待っていてくれはった先生と事務の女の子に
「私のじゃなくて、きれいな赤の車です」と言ったら
二人が大声で、笑わはるんです。
「え、何かおかしなこといいました?」
と聞くと、ふたりして
「嫌いな赤て」
「言うてませんよ、きれいな赤て言うたんですよ」
そら、嫌いな赤て聞こえたら笑うわなあ。
嫌いな赤がおかしくて、
リハビリに身がはいりませんでした。