三月以来、
久しぶりの高齢者大学の講義を受けてきました。
内容は
ホルンの講義は二回目で、一回目の様子も日記にかいたのですが、
今回も盛沢山の内容で、楽しいひと時でした。
まず↓のさわりを聞かせてくださって。
ホルンの音はほんとに優しい。この演奏は珠玉ですね。
モーツァルト ホルン協奏曲第1番 - Mozart Horn Concerto No.1 - YouTube
ホルン5度と言って、一番美しい響きも披露してくださいました。
この講義には、可愛いお弟子さんもいらしてお二人での演奏です。
これは事務局の担当の方が毎回手書きの案内を書いて下さってるものなんです。
さて、この日の講義の最後では、上の演奏の様子でも分かるように、
ホルンは音が後ろからでることについてのお話がありました。
背中を向けて吹いてくださったんですが、直にホルンの音を聞くと
とても響きが雑なんです。
ホルンは一度後ろの壁に音が当たってから前に響くんだそうです。
それでまろやかな音になるんです。
録音の時はどこにマイクを置きますかとか、色々質問が飛んだんですけど、
なかせは気になることがありました。
でも、専門的な質問が多くて臆してしまってねえ。
帰り際、先生の前を通るときに直接お聞きしたんです。
「後ろに当たってから、音が前に戻ってくるまでに
他の楽器との時間差はないんですか」てね。
先生は嬉しそうに
「いい着眼点です。そうなんですよ。時間差があるので
ホルン奏者は少し早めに出るんです」
「皆、早めに吹いてはるんですか」
「そうです」
「すごいですねえ、凄い!」と感嘆すると
先生は、意を得たりの表情でした。
疑問は解決しましたが、そんなことねえ。神業でしょ。
オーケストラのホルン奏者が皆揃って早めにでてはるんです。
いや~、驚きでした。
帰って旦那に話すと
「あんた、それは皆のいはるとこで質問せなあかんかったな」
と言いました。
「そやな、そうやったなあ」と頷くなかせでありました。