うめはらなかせの日記みたいな掲示板2

アコースティックギターの前にすべての曲は平等である

挿絵が楽しい「戦国武士と忍者の戦い図鑑」

ショッピングセンターの中の大きな本屋さんで

衝動買いしたのが、これ。

ポイントがたまってたのと、

イラストがかわいかったんです。

f:id:umeharanakase:20210918090833j:plain

テレビでよく見かける歴史学者の先生が監修されてて、

子どもから読める本なので、そんなに難しいことは書いてません。

(漢字にはルビが振ってあります)
昔の人の生活の知恵、戦いの知恵が詰め込まれていて、

いまの時代にも役立つのでは? 

と思うことも、なかにはあります。

 

たとえば

具足下着(ぐそくしたぎ)

愚息の入った下着じゃないですよ。

鎧の下につける下着で、股が割れているので、

どこでも容易に用が足せます。

便利なのでユニクロで商品化してほしいですね。

 

あと、昔は大変だなあと思うのが、

籌木(ちゅうぎ)

排便後のお尻を拭くための木片です。

くそべら

ともいうそうです。

くつべらはこれの派生語やったんでしょうか。

紙が貴重だった時代の必需品なんですねえ。

こんなんじゃきれいに拭きとれず、

衣類についてしまったでしょう。

昔の人はきっと臭ったと思います。

 

大河ドラマの合戦場面でよく見るあれが、

意外なネーミングでした。

乳付旗(ちつきばた)

合戦場で敵と味方を識別するために背中につける旗。

乳(ち)とは、旗を竿に通す輪のことで、

長さは一丈二尺(約3.6m)と大きなものでした。

こんなのをつけてたら動きにくくないのかなあ。

 

忍者が静かに歩くときの方法が、

深草兎歩(しんそうとほ)

といって手の甲の上に足をのせて歩くんだそうです。

寝ている人の近くを通っても気づかれない歩き方なんですって。

そんな不自然な歩き方だと転んでしまいそうですけどねえ。

 

てなことで読後すぐに頭から消えてしまいそうな

トリビアルなネタ満載でした。

これ、「歴史作法」シリーズとして続々刊行されてます。

gbeshop.thebase.in

どんな人が買うんだろう。

全国の図書館向けかしら。