うめはらなかせは譜面台を立てて
歌詞カードを見ながら演奏しています。
これ、歌詞を見るためもありますが、
ぼくはけっこうコードを見てます。
学生時代にフォークバンドをやっていたときは、
コード進行は、G→Bm→C→D7みたいな、
単純なのばっかりでした。
これだと見なくてできますけど、
いまやってるような曲はフォーク出身者には難しいんです。
たとえば荒井由実の「中央フリーウェイ」。
見てください、このきちゃない歌詞カード。
(書き直したけど、また間違った)
ユーミンはFmaj7でうたってますけど、
低いので半音上げてF#maj7で書いています。
このコード進行、
F♯maj7→D♯dim→D♯7→G♯m7
どういう理屈でこう展開していくのかさっぱりわかりません。
もしかしてキーはD♭?
だからこれ、歌詞カードを見てないと弾けないんです。
(それ以前に歌詞が覚えられないんですけど)
歌詞カードに書かれた②とか③は自分なりの記号で、
ディミニッシュコードを表しています。
ヂィミニッシュコードは同じ押さえ方でフレットの位置だけ、
上下にスライドするので、その位置番号を書いています。
②のGdimだと、
EADGBE
XX2323
③のFdimだと、
EADGBE
XX3434
です。
そのほうがパッと見てわかりやすいから。
悩むのは、
染めて ひろがる
の染めての「て」のBm7はハイコードで、
EADGBE
7X7777
ひろがるの「ろ」のG#m7-5は、
EADGBE
4544XX
ひろがるの「る」のC#7は、
EADGBE
X4342X
ちなみにD#7もこれを1音上にスライドさせた
EADGBE
X6564X
さらにE7もこれをスライドさせて
EADGBE
0767XX
でぼくは弾いています。
サビのところのキーは、Amaj7なんですよねえ。
どこで転調してるのかなあ……
フォークソングって転調はめったにないし、
あっても、2番と3番の間で、いかにもここから半音上がりますよ、
みたいに転調します。
だけど、ユーミンのこれはどこで転調してるか、ぼくにはわかりません。
で、サビ前まではずっと左手でカッティングしながら弾いていて、
ということは左手がとっても疲れるんです。
でも、サビに入ると、
街の灯が~~~
Dmaj7は高めの音を入れて、
EADGBE
XX0675
やがてまたたき出す
の「出す」でAmaj7にくると、開放弦とはよくいったもので、
EADGBE
006600
と初めて開放弦を使うので、左手の握力が解放されます。
ありがたいです。ふ~~~
でも、それはつかの間の休息なんですよねえ。
このあと間奏は楽器で弾けないので、
う~~~~~~
でごまかしてます。
サビと同じコード進行です。
音楽ってリズムが一番大切だと思っています。
「中央フリーウェイ」をアコースティックギター一本で、
原曲のような疾走感のある感じに弾くのがまた、
フォーク畑の人間には難しいです。
加えて、このリズムをピッキングで出そうとすると、
すごく元気がいるんです。
そういう元気も技術も衰えたいまは、
親指の爪で、もやもやと弾いてます。
ということで、うめなかのもっちゃりカバー誕生!
だれが興味あんねん~~~~~~~