うめはらなかせの日記みたいな掲示板2

アコースティックギターの前にすべての曲は平等である

ジュリーも歩いた新京極

2月下旬は雨が続いたんですけど、

26日の月曜日は晴れ間が見えたので、

大阪で仕事の帰り、京都河原町で降りて、

新京極に寄ってきました。

写真展をやっていると教えてもらったんです。

 

うめなか日記の読書感想で取り上げた小説

「ジュリーの世界」が発端になった企画で、

河原町のジュリー”が根城としていた新京極一帯を、

懐かしい写真で紹介するという催しです。

会場は新京極の六角広場です。

ここで何十年か前にバンド演奏したことありました。

こんなとこに教会があったんや。

 

展示されている写真は1976年、1980年に

撮影されたものなので、ぼくが大学を卒業して、

十字屋の社員になってた頃です。

まさにその当時、ぼくはこのあたりを歩いていました。

接写したのをいくつか掲載します(すぐに削除します)。

 

吉本の花月劇場、一回だけ観に行きました。

解散する前の太平サブロ・シローが出てました。

 

ぼくが新京極で利用したのは主に映画館でした。

菊映・ピカデリー・京都ロキシー

ほとんど邦画は観なかったので、菊映に行ったのは1回だけ。

観たのは「青春の殺人者」だったけか。

 

ピカデリーでは「ディープ・スロート」を観たけど、
少しもそそられませんでした。

記録映画みたいで。

ピカデリーの看板、いまだったら絶対アウトですねえ。

若いぼくには刺激的でした。

 

ロキシーは何度か行ったと思うけど、

なにを観たか覚えてません。

 

入りたくてしょうがなかったのに、

入る勇気がなかった八千代館。

ぼくが小学生の頃、向かいの公園には

映画撮影に使うクレーン車みたいなのがありました。

その東側が京極東宝ですか。

ここもよく観に行きました。

この界隈には美松(美松劇場と美松大劇?)が

2館あって、映画館が集中してました。

 

新京極といえば、裏寺町通りがすぐ近く。

地元では「裏寺」(うらでら)と呼んでました。

いかがわしい店もありました。

ヒルサロ、懐かしい響き。

なにするとこなんやろ。

 

長襦袢サロン「歌麿」もあったなあ。

ダンスホール「蘇州」のオーナーが、

「うちは健全なお店です」とよう言うてはったそうです。

 

いまの裏寺はかなり健康的なストリート。

猫グッズの店がありました。

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昔からあるお好み焼き屋さん。

変わってないです。

 

「サラダの店サンチョ」はいまも人気。

サラダの店 サンチョ - ボリュームたっぷりの美味しいサラダとグリルが特徴の京都の洋食レストラン、テイクアウトも出来ます

昼時なので行列ができてました。

 

3月5日には総本山誓願寺本堂で、

「ジュリーの世界」の著者、

増山実さんのトークショーがあるそうです。

 

以上、久しぶりに新京極と裏寺を歩いて、

子ども時代、青年時代を思い出しました。

といっても新京極はゴミゴミしてるので

用事のあるとき以外は避けて、

裏寺を歩いていました。

 

実家が四条河原町の南東角にあった

阪急百貨店のすぐ裏だったので、

ほんとに近所です。

信号を2つ渡って、

四条河原町の北西角の富士銀行の横から、

裏寺に一歩入ると、

大通りの喧騒は嘘のように消え、

そこは別世界でした。