うめはらなかせの日記みたいな掲示板2

アコースティックギターの前にすべての曲は平等である

結局わからない業界の話

こないだ仕事でいろんな業界のことを調べたんです。

わかったのは「業界」って定義があやふやだってこと。

IT業界と情報通信業界って、どう違うんでしょう。

IT業界にゲーム業界は入る?

情報通信業界に海底ケーブルの会社は入る?

わからないことだらけです。

 

業界にはサブジャンルというのがあります。

たとえば流通業には小売業・卸売業が含まれて、

小売業にはさらにデパート業界、スーパー業界、

コンビニ業界などいろいろあります。

ユニクロは自ら商品をつくって販売する、

製造小売っていうビジネスモデルなんですけど、

これって製造業? 小売業? 

なんとかホールディングスといって

傘下にいろんな事業会社がある場合、

そこはなに業界に分類されるんでしょ。

 

たぶん国は「○○業界」の定義を決めてデータを取って、

各社の売上を集計して業界規模(市場規模)を出してるんでしょうが、

これってどういう決まりで各社を各業界に分類しているのか、

よくわかりませんでした(自己申告?)。

 

ひとつ理解できたのは物流業と流通業の違いです。

「物流」と「流通」って似た言葉ですよね。

物流業界は運送業倉庫業

流通業界は小売業や卸売業です。

どちらも商品を保管したり、動かしたりします。

では違いはなにかというと、

所有権の移転があるかないかなんですって。

物流業はお客さんの商品を運んで保管するだけ。

その商品の所有権はお客さんにあります。

一方、流通業では商品が移動するときに所有権も移転します。

つまり商品の売り買い(転売)があります。

 

意外だったのは流通業のなかの小売業と卸売業の業界規模の違い。

卸売業は小売業より3~4倍以上規模が大きいんです。

なんでって、卸売りには一次卸、二次卸、三次卸とあって、

同じ商品が転売されていくたんびに各社の売上が計上されるので、

金額がどんどん膨らんでいくのですね。

あと石油とか天然ガスとか資源・エネルギーを扱う

巨大な総合商社も卸売業だから。

 

これで思ったんですけど、

日本のGDP(国内総生産)が各社の売上の合計だとすると、

あらゆる商品の流通に一個卸売業をかませるだけで、

そのぶんGDPが上がって「経済成長」したことになりませんかね。

素人考え丸出しですけど。

 

経済、統計って素人にはわからない世界です。

円安が日本経済によくないという意見もあれば、

円安のほうがGDPが増えるという人もいます。

円安だと輸出関連企業が有利になる、

世界と競争する輸出関連のほうが超優良企業が多いので、

円安で困る中小企業の落ち込みと差し引きすると、

総合的にGDPにはプラスになる。

自国通貨安だとGDPが上がるのは

世界の常識なんだそうです

 

こういう明確に見解がわかれる問題について

証拠を出して徹底的に討論してもらいたいけど、

たいがいはあやふやに終わってしまうんですよねえ。

世の中に正解はないってことなのか、

わからないことだらけというか。

 

この写真もなんの建物かわからないんです(水道局?)。

天神川御池の解体工事写真