ヨーロッパ在住のモータージャーナリストのコラムを読んでいたら、
パリの街で演奏しているストリートミュージシャンのレベルは
玉石混交だけれど、地下鉄の駅構内で演奏しているミュージシャンは
相対的にレベルが安定していると書いてました。
それが、「ムジシアン・ドゥ・メトロ(地下鉄のミュージシャン)」という制度だ。
公認ミュージシャンはバッジとプレートを掲示のうえ、
パリ地下鉄とパリ郊外を結ぶ近郊線RERの駅構内で1年間の演奏が許される。
クラシックあり、ジャズあり、ラテンあり。ジャンルはさまざまだ。
「便利だが、閉鎖的で陰鬱(いんうつ)な空間」
という地下鉄のイメージを払拭するために、
1997年にこの制度は開始されたそうです。
実際、パリ地下鉄の場合はいきなり人影が消える場所があって、
そういうスポットで音楽が流れていると犯罪抑止効果が期待できるとか。
同じ理由で、ヨーロッパでは多くの地下駐車場でBGMが流れているそうです。
てことで、我が京都地下鉄にもよく似た制度がありました。
「サブウェイ・パフォーマー事業」です。
京都市交通局:「サブウェイ・パフォーマー2017」の出演者を大募集します!
音楽,ダンス,大道芸,漫才,落語などを披露し,
地下鉄を一緒に盛り上げていただける皆様をお待ちしていしますので,
ふるって御応募ください。
ですって。
我こそはとお思いの方は応募されてはいかがでしょう。
(来年度の募集は年明け?)
活動場所は、地下鉄烏丸御池駅の改札内通路(烏丸線と東西線の乗換口)と、
地下鉄京都市役所前駅の改札外付近(改札口横広場)の2カ所。
ぼくは見たことないですけど、いつやってるんでしょう。
応募要項をよく読むと、審査受験料(2,000円)!
そいつぁ、ちとハードルが高いじゃござんせんか。
ま、うめなかが仮に審査に通って、演奏できたとしても、
乗降客の皆さんから、
あの演奏、さぶうぇ~っ
て言われるなあ。