後藤正文というミュージシャン、
ASIAN KUNG-FU GENERATIONのボーカルの人が、
朝日新聞にコラムを書いています。
優れたパーカッショニストは、一番大事な音を叩かない
という村上春樹の言葉を引用しています。
そのうえで、
どうしても鳴っている音に注目してしまう。
けれども、もちろん休符も音符なのであって、
どこにどんな音が鳴るのかと同じくらい、
どこでどんな音を鳴らさないかというのは、とても大事だ。
鳴っている音を躍動させたり、滑らかにしたり、
ときにはしんとさせたり、そんな効果や役割が休符にはある。
と語り、そこから敷衍して、
詩人の谷川俊太郎が沈黙について語った記事を
紹介しています。
言葉は、言わないこと、書かないこと、
黙っていることまで含んでいるのだ
そういえば、いつも練習のときに、
ここの頭ちょっと休んで、
とか言うてるんですよね。
なんでそこに休符があったほうがいいのか、
たぶん勘なんですけれど、
その役割をなんとなく感じてたんでしょうね。
うめなかも単独ライブを控えて、
けっこう練習が続いてるんですけど、
ちょっと休むのもまた意味があることなのかしら。
まあ、言わないでも伝わる仲じゃないことだけはたしかです。
ぅ