この年になっても人が知っておくべき基本的な常識を知りません。
なかせさんのほうが、世の中の習慣、森羅万象、
生活に関わる大事なことはまんべんなく知ってはるでしょう。
ぼくは好奇心がとても偏っています。
だからだれもが知ってて当たり前の知識が抜けているのです。
たとえば漢字の「へん」と「つくり」って、
どっちがどうだったか。
こんなことも突然訊かれたら答えられません。
調べてみると「へん」と「つくり」は、
漢字のなかの位置を表すもので、
「へん」は漢字の左側、「つくり」は漢字の右側。
そういえば「きへん」や「のぎへん」は左にあるなあ。
でも、「へん」と「つくり」が位置を示すだけだなんて。
もうちょい深い意味があるかと思ってました。
とにかく漢字というのは、
1)ほとんどの漢字が
よりやさしい漢字の組み合わせである。
2)漢字は意味と音からできている。
という2つのルールで学べばいい。
それが小学校の漢字授業の基本だそうです。
そんなルール、習った記憶がないんだけど。
さらに調べてみると、
ほとんどの漢字は、意味のまとまりである「部首」と、
読みを示す「声符」からできているのだそうです。
たとえば採集の採、色彩の彩、野菜の菜の部首は、
「てへん」「さんづくり」「くさかんむり」。
それで声符は采配の采(サイ)。
同じサイという音だけど、意味がそれぞれ違うわけです。
では、梨の部首はというと、
左上の「のぎへん」? 右上の「りっとう」?
ではなくて、下の「き」になるらしいです。
梨の声符は利(り)。
さあ、難しい。
問、悶、聞の部首は「もんがまえ」ではないらしい。
声符が門(モン)ということで共通しているだけで、
問の部首は口、
悶は心、
聞は耳。
いや~、これ、明日になったらもう忘れてそうです。