うめはらなかせの日記みたいな掲示板2

アコースティックギターの前にすべての曲は平等である

B級の乱心

B級映画が好きなんです。

最近見たのは京都テレビでやってた「ディープ・インパクト2016」。

これ、あの名作「ディープ・インパクト」の名を冠しているから、

その関連作品かと思ったら、隕石が地球に衝突するという設定以外、

なんの関係もない、しょぼい映画でした。

 

だけど、そのしょぼさに逆に親近感がわくというか、

これ、ぼくがB級以下の仕事しかしてないからでしょうか。

まあ、これくらいでええんちゃう? みたいな。

それは手抜きではないんですけど、

そんなに高度なものも求められてないし、

このお値段で、この短納期なら、これくらいが妥当かなという

お値段以上のニトリが聞いたら怒りそうな仕事感覚ですかねえ。

 

ま、それはそうと、ぼくには大好きなB級映画がいくつかあって、

その一つがこないだやってたので録画してまた観ました。

もう5回以上は観てますね、「激突 将軍家光の乱心」。

これ、B級といっちゃ失礼なんですよ。

名匠降旗康男監督、アクション監督に千葉真一。そして、

緒形拳松方弘樹千葉真一丹波哲郎といった豪華キャストで、

まぎれもなく娯楽超大作なんですけど、

お話が突拍子もないんです。

 

タイトルの通り将軍家光が乱心して我が子竹千代の暗殺命令を出すんです。

ありえないでしょ。

それも白昼堂々と将軍の世継ぎ一行に襲いかかって、

警護の侍が何十人(100人以上かも)も斬り殺されるんです。

一つの藩でこれくらい殺されたら、

それはもう藩の存亡に関わるんじゃないかなあ。

でも、それにもめげずに竹千代を守って七人のプロフェッショナルが、

次々と襲いかかる刺客を退けて逃避行を続けるという物語。

そのチームリーダーが緒形拳で、藩士(家老?)時代、

家光の命で妻を側室に差し出すという屈辱を受けてるんです。

これもなあ……

 

てことで、現実にはありえないストーリーなんですけど、

あれ? どっかであったような……って思えるパクリ、

いえオマージュが随所に見え隠れします。

いま紹介しただけでも「七人の侍」「十三人の刺客」「荒野の七人」

「プロフェッショナル」などを思い出します。

山ほど出てくるアクションシーンでは、

断崖から飛び降りる「明日に向かって撃て」、

絶体絶命、一巻の終わりというところでストップモーションになる

ワイルドバンチ」みたいなのとか。

 

いまだったら動物虐待で訴えられそうな乗馬アクション、

馬が崖から転落するのとか、爆発で人馬もろとも転倒するとか、

あれで本当に馬の骨折とかなかったのか心配になります。

そうそう、ラストシーンで、家光の葬儀が執り行われる中、

竹千代が位牌に抹香を投げつけるのは、

織田信長の同様の逸話からですかね。

 

「そんなのあるわけない」シーンのてんこ盛りで、

観たら、お腹一杯になることウケアイ。

時代劇が大好きで未見の方にぜひお勧めです。

 

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まさか、これ最後まで観られるの?

これ、何語?

冒頭の襲撃シーン、引き込まれますよー