うめはらなかせの日記みたいな掲示板2

アコースティックギターの前にすべての曲は平等である

潜水艦がラスト・リゾート?

ぼくはB級海外ドラマが大好きなんです。

といっても過去にどんな名作がありましたか

と訊かれても思い出せません。

それくらい肩がこらずに気楽に見られて

あとになにも残らないのがB級海外ドラマのいいところ。

そういうのはどうやって探すかというと、

シンプルに新聞のテレビ欄なんです。

先日もこういうタイトルを見つけました。

ラスト・リゾート 孤高の戦艦

 

まず”リゾート”と”戦艦”というミスマッチな邦題が

いかにもB級の匂いぶんぶんじゃないですか。

局がテレビ大阪ってのもB級っぽさに箔をつけています。

www.tv-osaka.co.jp

面白くなかったらすぐ消そうと思って、

大して期待もせず録画して見てみました。

そしたらなんと!

原子力潜水艦のドラマじゃないですか。

どこが”戦艦”や!

って思いました。

原子力潜水艦が舞台のテレビドラマって、

原潜シ―ビュー号

以来? 珍しいことは間違いありません。

 

しかし、見ているうちにぐいぐいひき込まれます。

赤道直下を潜航中の原子力潜水艦“USSコロラド”は突然、

核ミサイルの発射指令を受けます。

目標はパキスタン

ただ発射指令が発令されたのが通常のルートではなく、

アメリカが核攻撃されて中央司令部が機能しなくなった場合の

南極経由となっていたことに艦長・副長は不信を抱きます。

アメリカのテレビ番組を受信すると通常通りの放送をしているのです。

改めて正規ルートでの確認を求めると、

味方の潜水艦からミサイル攻撃を受けてしまいます。

 

いったいワシントンでいまなにが起こっているのか……

原潜コロラドは事態が明らかになるまで祖国とは距離をおくことにします。

これにより反逆者として追われる身となりますが、

なにせ核兵器を何10発も搭載した原子力潜水艦です。

簡単には手出しできないという読みが艦長にはありました。

ここらは潜水艦が独立国となる「沈黙の艦隊」と同じ理屈ですね。

核兵器搭載の原子力潜水艦にはそれだけの力があるのです。

 

潜水艦の航行シーンやバトルアクションはなかなかリアル。

それにナンバースリー士官のグレース・シェパード大尉、

デイジー・ベッツって女優さんらしいですけど、

ジュリア・ロバーツをさらに清楚にした感じで、

この人を見てるだけで目の保養になります。

リゾートってこの人のことかもなあ。

ちなみにタイトルの“ラスト・リゾート”には、

“最後の保養地”と“頼みの綱”、両方の意味があるそうです。

 

原潜コロラドには士官も含めて

10数人の女性兵士が乗り組んでいるらしいのですが、

狭い艦内で問題は起きないんでしょうか。

海軍という男社会に女性がいかに立ち向かっていくのか、

そのへんのドラマも描かれます。

 

てことで、「ラスト・リゾート」はぼくにとって期待のB級ドラマです。

期待にたがわず、そんなあほな~~~ってシーンも出てきます。

『U・ボート』『レッド・オクトーバーを追え!』

クリムゾン・タイド』に続く、最新潜水艦アクションが登場!

って宣伝文句はちょっとオーバーだと思いました。