昨日は日差しが強くて暑かったですね。
車の温度計は33度でした。
でも、夏も終わりでしょうか。
夏が終わるというと、この映画を思い出します。
人妻と若者の恋。
なんと甘く切ない夏の思い出でしょう。
音楽がまたええ仕事してます。
今日は映画ではなく音楽の話、ではなく夏の話かな。
日経に「消えた夏呼ぶヒット曲」という記事が出ていました。
当たり前だけど、夏のヒット曲って年代でだいぶ違うもんです。
2017年だと、米津玄師のこれなんですって。
聴いたことはあります。
記事の筆者が思い浮かべる夏の歌は、
ぼくも知ってるものばかりでした。
50~60代の人でしょうか。
井上陽水と安全地帯の「夏の終りのハーモニー」、
J-WALKの「何も言えなくて…夏」、
classの「夏の日の1993」、ゆずの「夏色」など。
もう少し上のぼくらの世代だと、
弘田三枝子の「ヴァケイション VACATION」、
平山みきの「真夏の出来事」、
キャンディーズの「暑中お見舞い申し上げます」、
研ナオコの「夏をあきらめて」、
吉田拓郎の「夏休み」とか。
夏のヒット曲は山ほどあったと思います。
ぼくにとっては、なんといっても日野てる子の「夏の日の思い出」。
名前からして日の輝る夏だし、衣装がハワイアンだし、
長い黒髪と、大きな花の髪飾りはトレードマークでした。
63歳で亡くなっていたとは。
で、夏の話に戻ります。
なぜ最近、夏のメガヒット曲が出ないのか。
記事による分析では、以下の理由があげられています。
1)そもそもメガヒット曲自体が消えた(夏だけ消えたのではない)
2)若者がテレビを見なくなって若者向け夏ドラマが制作されなくなった
3)若い世代は日焼けを嫌い、海への関心が薄れた
4)夏のヒット曲の宝庫だった化粧品メーカーのCMソング*がなくなった
*ツイストの「燃えろいい女」、サーカスの「Mr.サマータイム」、
山下久美子の「赤道小町ドキツ」、中原めいこの「君たちキウイーパパイアーマンゴーだね。」など。
でも、いちばん得心したのは、
温暖化のせいか、全国的に35度を超える猛暑日が続いたり、
豪雨に見舞われたり、夏はもはやどう猛な「敵」になった。
という指摘です。
さらにいまは夏の期間が増えたとも指摘しています。
(著者の)子供時代の夏の期間について
ダイキンエ業がアンケートをすると
夏の始まりは6月下旬から7月下旬で、
終わりが8月中・下旬というのが大半の声でした。
一方、今はと聞くと、まるで回答が違います。
始まりは6月からで、終わりは9月の中・下旬と
夏の期間が2倍の100日に増えているのです。
セブンイレブンなど小売業も5月から9月までと
1年の半分近くを夏商戦ととらえているそうで、
夏が1年の半分近くを占めるようになり、
珍しくもありがたくもなくなったとのこと。
逆に猛暑日や豪雨などで夏への嫌悪が強まったせいで、
夏を謳歌するヒット曲が登場しないというわけです。
小学生のころは、夏休みの終わりが近づくと、
夏の終わりを感じたものです。
ぼくは8月が生まれ月というのが関係するのか、
「おもいでの夏」みたいな、
甘酸っぱい切なさのような感覚も湧きおこります。
それは宿題がまだ全然できてないという焦燥感と
分かちがたく一体のものでありました。