うめはらなかせの日記みたいな掲示板2

アコースティックギターの前にすべての曲は平等である

異世界の平家物語

アニメ「平家物語」の第3回まで見てます。

heike-anime.asmik-ace.co.jp

絵がとってもきれい。

遠浅の海に浮かぶ安芸の厳島神社で、

貴族風の衣装を着た子どもたちが遊ぶ風景なんて、

これまでだれも描いてないと思う。

ヨーロッパアニメ「ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん」

に通じる絵画的な美しさです。

平家物語」はストーリーテリングがうまくて、

絵に清潔感があって、キャラクターの顔立ちが端正で。

古典をベースとしながらも「見える」主人公たちの異能ぶりも

物語の魅力的なアクセントになっています。

 

原作が古川日出男、キャラクター原案が高野文子

だからかと納得がいきます。

古川日出男はかなり前に「アラビアの夜の種族」ってのを読んで

奔放な想像力と濃厚な物語性に感心し、

日本推理作家協会賞日本SF大賞をダブル受賞)

高野文子は若い頃に読んだ少女マンガで知っていました。

線がきれいで、不思議なお話を描く人なんですね。

 

音楽がまたよろしいです。

www.youtube.com

羊文学 (ひつじぶんがく)は、日本のオルタナティブ・ロックバンドである。 

というウィキペディアを見なければ読み方さえわかりません。

(最近そういうバンドばっかりですけど)

 

いま見ている大河ドラマ「鎌倉殿の13人」とほぼ同時期なので、

共通する登場人物、エピソードが出てきます。

平家の側から描かれる「平家物語」、SF的要素を入れながら、

これからどう展開していくのか、楽しみです。