アニメ「平家物語」の第3回まで見てます。
絵がとってもきれい。
遠浅の海に浮かぶ安芸の厳島神社で、
貴族風の衣装を着た子どもたちが遊ぶ風景なんて、
これまでだれも描いてないと思う。
ヨーロッパアニメ「ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん」
に通じる絵画的な美しさです。
絵に清潔感があって、キャラクターの顔立ちが端正で。
古典をベースとしながらも「見える」主人公たちの異能ぶりも
物語の魅力的なアクセントになっています。
だからかと納得がいきます。
古川日出男はかなり前に「アラビアの夜の種族」ってのを読んで
奔放な想像力と濃厚な物語性に感心し、
高野文子は若い頃に読んだ少女マンガで知っていました。
線がきれいで、不思議なお話を描く人なんですね。
音楽がまたよろしいです。
羊文学 (ひつじぶんがく)は、日本のオルタナティブ・ロックバンドである。
というウィキペディアを見なければ読み方さえわかりません。
(最近そういうバンドばっかりですけど)
いま見ている大河ドラマ「鎌倉殿の13人」とほぼ同時期なので、
共通する登場人物、エピソードが出てきます。
平家の側から描かれる「平家物語」、SF的要素を入れながら、
これからどう展開していくのか、楽しみです。