うめはらなかせの日記みたいな掲示板2

アコースティックギターの前にすべての曲は平等である

畳敷きのお風呂で裂けた右腕

きれいな、壮大な、天変地異のような景色を見る夢と、

ちまちましたシチュエーションの夢とありますが、

昨日見たのは後者のほう。

 

なにかしらイベントに関わる仕事をしていて、

そこで警備をする警察の人たちといっしょにいます。

担当者にちょっとお風呂にでも入りませんかと誘われて、

3階建てくらいの建屋に入って階段を上がっていきます。

倉庫か工場のような建物で、

その階段は左側が壁にくっついていて、右側はなんにもありません。

のぼるにつれて地上にあるものが小さく見えます。

 

階段をのぼり切ると畳敷きの大部屋があって、

そこで大勢が飲食していました。

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家族連れもいます。

観光バスの一行を迎え入れる温泉宿の宴会場のような感じ。

ほな、お風呂に入りましょか

と担当者が当たり前のように言います。

湯ぶねなんてないんです。

一面畳敷きで、お膳が並んでいるだけ。

なのに夢の中の自分はおかしいと思っていません。

仕事先で担当者にいわれたら従うしかないのです。

ただ大勢いるなかで服を脱ぐのが恥ずかしいと感じています。

タオルも風呂おけもないので体が隠せないなあと、

気後れします。

 

その間、担当者は気を遣って声をかけてくれますが、

宴会場には仕事仲間も多いらしく、

彼はその仲間と親しげに口をきいたりしています。

ぼくは話の中身が見えてこず、

改めて自分が部外者であることを思い知らされ、

孤独を感じています。

 

下着も脱いで、かかり湯をすることもなく、体を洗っています。

手に石鹸をつけて体をこするようにして。

そうすると右腕にパカッと口を開いたように裂け目ができて、

ああ、どうしようと思います。

こんなふうに体が壊れる夢はときどき見ます。

歯が全部抜ける夢を見たときは、とてもショックを受けますが、

このときは痛くもないし、出血もないので、

しょうがないかと納得しています。

 

切り開かれたような腕の中は、血管や筋肉組織の構造を

解説するために描かれたカラー挿絵のように、

きれいな断面をしていました。

それを見て夢の記憶はぷつりと途切れます。

ああ、これは覚えておかなきゃと、もう一度深い眠りに入りました。