筍の季節も終わりになりました。
毎年、東京に住む友人に朝掘り筍を送っています。
家から3分ほどの畑で掘ってはるんです。
(地元では竹藪とは言わない筍の畑と言うてはります)
でね、そのお返しと言うては何やけど、
お互い一年に一度のご挨拶で、友人は天然酵母で焼いた
パンを送ってくれるのです。
今年も届いた荷物の送り状には「パン、お酒」と書いてあって、
旦那は大喜び。荷物を開けるとなんと!
パンと高そうなワインと思しき箱が
旦那と顔を見合わせて「どうしはったんやろ、こんなもん送ってきはって」
とドキドキしながらワインの箱を取り出したんです。
あれ、箱は開いている。しっかりした箱で蓋の部分は磁石でとまるように
なっている。
このフラップがパタンと磁石で固定されるんです。
中からでてきたのは、庶民のお酒。
これ、この通り。
ほっと安堵いたしました。
すでに飲み切ってしまったこの濁り酒。美味しかったなあ。
フェイントのワインの箱も肴になって、楽しかったなあ。
お礼の電話をすると
「よろこぶやろと思て」と東京に行っても京都弁の抜けない友人が
面白がっておりました。