またまたやんちゃバンドさんのギターの話です。
(今回はたくさんネタを提供いただきました)
Lさんのギターはヒストリーというブランドのきれいな、
そして上品な姿をしていました。
もう10年以上前の中古を格安で買ったとおっしゃってて。
細部を見させていただいたときに気づいたのがサドルの溝です。
ほれ、2弦のところだけ、こんなふうに切り欠きがあるのですね。
知らなかったです。
というのも、ぼくのKヤイリにこんな溝はついてないんです。
そのままの弓形で、ずんべらぼんでしょ?
いったいどうしてヒストリーのギターは2弦だけ溝が切ってあるのか。
ネットで調べたらヤマハのサイトに答えがありました。
これってどこかの専売特許ってわけでもなさそうです。
Qブリッジサドルの溝は何のために付いているのですか?
Aブリッジサドルの溝は、弦ゲージの差から
ハイフレット演奏時のチューニングピッチのズレを
少なくするための処理です。
ヤマハ製アコースティックギターのブリッジサドルは
フォークギターには2弦、クラシックギターには3弦に
それぞれ溝が切られています。
この溝が切ってあることにより、
より安定した演奏を実現しました。
ということで目的はわかりましたが、理屈はいまひとつ……
たしかに開放弦でチューニングしていても、
フレットの高い位置で音が狂うことはあります。
それがサドルを低くするとなぜ合いやすくなるのか。
弦の太さと関係あるようですが、なぜ2弦だけなのか。
サドルを低くすると2弦だけ弦高が下がることにならないのか。
(ナットで調整してる?)
――などなど疑問がわいてきます。
まあ、ぼくの場合、ハイポジションで弾くことはないので、
あっても最初っから宝の持ち腐れなんですけど。