NHKの朝ドラ「エール」、いまのところ毎日見てます。
なんであんなにコントにしたがるんでしょうね。
笑いはあってもいいけど、もっと自然なのがいいです。
このドラマ、作曲家の古関裕而がモデルなんですよね。
正式に音楽を学んだわけでもない主人公が、
初めて交響曲を作曲して(譜面を書くだけでもすごいのに)、
英国の作曲コングールで2位になるなんて、
なんでそんなことができたのか、不思議に思えます。
歌じゃなくて交響曲ですから、いろんな楽器の知識もないと。
レコードを聴いてただけでそんなことができるのか。
笑えないコントをやってる暇があったら、
そのへんをもう少し丁寧に描いてほしかったと思います。
残念ながら受賞曲の「竹取物語」は、
楽譜も音源も残ってなくて幻の曲となっているそうです。
古関裕而の歌、うめなかでも取り上げてまして、
ライブが予定通りあればとっくに披露してたはずなんです。
(ハモを覚えるのが難しかった~)
「ニンニクおろし」という替え歌にしてまして、
妊活の主婦をテーマに下品な歌詞に仕上がっております。
お聴きになりたい方は、ぜひリクエストくださいませ。
古関裕而は5000曲も作曲したそうです。
流行歌もたくさん作曲してるんですね。
「船頭可愛や」1935年(初のヒット曲)
「とんがり帽子」1947年(放送劇「鐘の鳴る丘」主題歌)
「長崎の鐘」1949年
「イヨマンテの夜」1950年
「君の名は」1953年
「高原列車は行く」1954年
「モスラの歌」1961年
古関裕而の作曲とは知りませんでした。
あと、これ。
長くなりますが、YouTubeの解説から引用します。
原曲はスコットランド民謡の「オールド・ラング・ザイン」。
この曲は四拍子の「オールド・ラング・ザイン」を
ワルツ風にアレンジしたもの。
「 ウォータールー橋」を映画化した「哀愁」
(日本公開1949年)のなかで使われた曲。
第1次大戦に従軍した 英国将校とバレリーナが、
空襲下のウォータールー橋でめぐり逢い結ばれぬ悲恋の物語。
二人が踊るラスト演奏にこの曲が用いられ、
見る人の心にそのシーンを深く印象づけた。
当時、音源を持っていなかったレコード会社は、
作曲家・古関裕而に採譜・アレンジを依頼し、
古関裕而の名をもじってユージン・コスマン
(Eugene Cosmann)楽団の名で発売した。
当時の人々は、外国録音の音盤だと信じて疑わなかった。
とあります。
実はぼくが生まれ育った西木屋町にはキャバレーなんかがありまして、
あけみさん、あけみさん、何番テーブルまで
というアナウンスが夜じゅう聞こえてきました。
そして11時か12時頃(ぼくがまだ起きてる時間帯でした)、
この曲が流れたものです。
懐かしいなあ。
「蛍の光」だとばかり思っていました。