第70回紅白歌合戦
をやっと見終えました。
たまーに紅白を見ると、
いまどんな人や歌が人気があるのか、
ざっくりわかる気がします。
アップデート(アプデ)できます。
2019年(令和元年)12月31日
コロナでこんなになってるなんて、
だ~れも知らない通常の紅白でした。
司会の嵐は1年後に活動終了するってことで、
東京オリンピック2020もふつうに開催される前提で。
いま見ると感慨深いものがありました。
以下、印象に残った歌を紹介したいと思います。
天童よしみ「大阪恋時雨」
この歌、半崎美子ってシンガーソングライターの曲なんですね。
歌もソングライターも知らなかったです。
ショッピングセンターの催事場で活動を続けてきて、
だんだんファンが増えていったんですって。
その頃は自分で自分をコール(紹介)して
ステージに上がってはったので、
YouTubeでは、それを再現してはるんですね。
AI美空ひばり「あれから」
AI美空ひばりが紅白に出場。
そういえば日記に書いたなと思い出しました。
2019年のことでした。
AI美空ひばりはまだ新しいネタだったのですね。
2019年10月からテレビシリーズのオープニング曲が、
この歌に変更されてたんですね。
そのこともこの歌もまったく知りませんでした。
紅白の定番コーナー(?)「おげんさんといっしょ」で演奏されました。
これも初めて聴きました。
いい歌です。
グレート義太夫、ギター弾いてるんですね(上のYouTubeで)。
紅白ではさすがに以前ほどの迫力はなかったものの、
終始お祭り騒ぎのステージの連続の合間に、
一服の清涼剤でした。
アコースティックギター一本で始まり、
フィドルなんかが加わって盛り上がって、
後半またギター一本に。
アレンジもギターのコードも良かったです。
竹内まりや「いのちの歌」
竹内まりやはきれいごとをきれいにうたうのが上手。
初めての紅白なんですって。
別会場で、緑の妖精のような衣装を着た竹内まりやは、
えええ? 年いくつやった?
と訊き返したくなるくらい時空を超越してました。
映像はソフトフォーカスで、生歌。
これ、卒業式とかでうたわれてるらしくて、
けっこう感動しました。
「シジミジル」が作った唯一のオリジナルソング
という設定で制作された。
とウィキペディアにありました。
「だんだん」は見たと思うけど、全然記憶に残ってません。
竹内まりやがうたうと名曲でした。
この年は日本代表がラグビーワールドカップ
ベスト8に進出した年だったんですね。
すべてのラガーマンに捧げるということで、
ユーミンがうたいます。
テレビで初めてうたうってほんとなんでしょうか。
司会のうっちゃんが言ってました。
「ノーサイド」は1985年の歌なんだそうで、
松任谷正隆が弾く前奏はレコードといっしょでした。
キーボードはフェンダーローズ?
この曲にこんなチャンスを与えてくれてありがとう
と最後にチームに声をかけるユーミンの目は涙ぐんでいて、
もらい泣きしてしまいましたがな。
応援歌にありがちな勇壮で元気の出る歌じゃないんですよね。
敗れた人に寄り添うやさしい歌。
ユーミンらしいです。
出演は竹内まりやより後ですけど、
企画としては竹内まりやのほうがビッグな扱いなんですね。
NHK、苦心してるわー
それにしても歌の最中にイリュージョンを入れたり、
司会者も出場歌手も同じステージでダンスを踊ったり、
紅白の「応援」文化は健在でした。
「歌の力」を訴えるわりに、
真剣に歌だけ聴こうって姿勢は皆無なんですよねえ。
とケチをつけつつも最後まで見ました。
録画はまだ2つ残ってます。