一昨年(2021年)の紅白歌合戦の録画をやっと見終えました。
今回はとくに印象がなくて書くことがありません。
トリのMISIAの肩から放り出したような白い腕に、
ふっくら美しくお肉がついていて見とれてしまったくらいかしら。
そうそう、氷川きよしが出たときに司会者が異常に無口で、
妙に間の抜けた空気が流れたのはなんででしょうね。
さて、
お祝いやす~
と発声してからいただくのが京都のお雑煮&おせちです。
うちはなかせさんと違って、
朝からお屠蘇やワイン、日本酒を飲んだりしません。
この白みそ仕立てのお雑煮に入った頭芋(かしらいも)は、
すいようフォークで向日町のまちテラスに行ったときに買ったもの。
でかいのが1個120円ほどで、とってもお買い得でした。
袋には「里芋」と書いてあったので、
これ、頭芋ちゃうやん
となかせさんに言ったら、
あほやなあ、
里芋の大きいのんが頭芋って言うんや!
とえらそうに教えていただきました。
頭芋とはサトイモの親芋の事で品種名ではありません。
京都では古くから正月元旦の縁起物として、
頭芋を雑煮の中に入れて食べる風習があります。
それは、人の上に立つ「頭(かしら)」になるようにという意味。
これは男性の場合です。
子どもの頃は頭芋がお椀に入ってると、
白みそのおつゆがほとんどなくなるので嫌いでした。
おかあちゃんのには入ってへんやんか
と口答えすると、
女は食べんでええんや
と言い返されたものです。
母も食べたくないので、これ幸いとしきたりに従っていました。
あれから幾星霜、いまのぼくは頭芋が大好物です。
京都人は食卓でつくられていくもんなんですなあ。
そうそう、元旦なのにお供えするのを忘れて、
お仏壇には事後サービスになってしまった。
そして今年のおせちは和洋中の四段でした。
正式なおせちは「四段重」なのだそうで、
お重は上から「一の重」「二の重」「三の重」、
そして「四」は「死」を連想させることから、
「四の重」とは言わずに「与の重」と呼ぶんだとか。
お岩さんもびっくり。
今日、3日でおせちは完食でしょう。
ごちそうさんでした。