素晴らしかった!
友人が「N響、聞いたとたんに違うと思ったわ」
て言うてたんです。
一度聞いてみたいとNHKの大阪ホールで公演があったので
行ってきました。
演目にメジャーなメンデルスゾーンのバイオリン協奏曲もあって魅力的でした。
ハーモニーに包まれるようで音が柔らかいんです
オーケストラのどの楽器も生きてるんですよね。
バイオリンのピアニッシモも管の息づかいも美しい。
一流ってこのことです。
若手、バイオリニストも若々しく力強い。
立ち姿も美しくって、演奏と相まってぐんぐん引き込まれていきます。
特に高音のピッチが完璧で揺るぎないんです。
そんな演奏だったけど、アンコールの挨拶で当人も語ったように
エキサイティングなことが起こったんです。
あの五嶋みどりの弦が切れて、コンサートマスターのバイオリンを
借りて弾いたのは有名な話ですが、
昨夜も同じことが起こったんです。
演奏の途中で奏者がコンサートマスターとバイオリンを交換したんです。
そのバイオリンをまた、隣の団員と交換し、
その団員が奏者のバイオリンの調整をして、最後に奏者と交換すると
言う神業がなされたんです。
何もなかったように、演奏は途切れなく続いていくのですが、
バイオリンによって音が違うのも分かって、ある意味二度楽しめた
コンサートになりました。
一緒にいった友人と素晴らしかった事を共有した嬉しさを
かみしめて帰ってきました。
メンデルスゾーンのコンチェルト貼っておきますね。
うめはらさん、聞いたらこの曲ねと思わはりますよ。
バイオリンのアンコールは
「 ワルチング・マチルダ 」オーストラリア出身てことが頷ける一曲でした。