うめはらなかせの日記みたいな掲示板2

アコースティックギターの前にすべての曲は平等である

LからM

といっても洋服のサイズじゃないんです。

ギターの弦の話。

 

バディの中村さんの推しもあって、

これまでずっとライトだったんですけど、

ミディアムに張り替えてみました。

たぶん初めてのミディアムゲージ体験だと思います。

ELIXIR POLYWEB 80/20 Bronze Medium 

エリクサーの長寿命弦です。

 

弦の太さは1弦から、

013、017、026、035、045、056 

これまでのライトゲージは、

012、016、024、032、042、053

でした。

 

「013」という表記の弦は「0.013」インチの太さなのですね。

単位がインチとは知りませんでした。

0.001インチの違いって大したことないって思いますけど、

6弦だと0.003インチで、1弦の3倍。

断面積は直径に円周率3.14をかけるので、実際はやっぱり、

ふ、ふっ、太い!

ってことですね。

 

弦が太いとどんな変化があるのでしょう。

ネットで調べてみると、

●弦が太いほど張りは強くなり、押弦に力が必要になる。

●弦が太い程ハリがあり、音量・低音のあるパワフルな音を出しやすくなる。

ということで、ブルース/ジャズ・プレイヤーに

ミディアムは人気の高いゲージとありました。

 

実際に弾いてみると、ちょっと硬い。

押さえるにも弾くにも力がよけいにいる感じがします。

ぼくのような指弾き中心の奏法には合ってないかなと思いました。

ストロークのときもピックを使わないことが多いし、

フィンガリングでもサムピックを使わないですし。

 

それで正直、失敗かなあ、ライトに戻そうかと考えていたときに、

3日の府庁ライブがあったわけです。

すると、一昨日も書いたようにPAが不調だったので、

ギターの生鳴りの力が求められる場面で、

いつもより音が出た気がしました。

あくまでも個人の感想ですけどね。

本番前に屋外の駐車場で練習したときも、

開けた空間なのに音が鳴る! 聴こえる!

と感じました。

ドレッドノートだからよけいですかね。

ミディアムは、ライトの1~2割増しで、

パワーがあるんじゃないでしょうか。

 

これに気を良くして、

しばらくはミディアムを使おうと思うんですけど、

洛西のバンド、竹の子さんのささやきがよみがえりました。

竹の子さんは、ぼくのと同じシリーズの

ヤマハギターの持ち主なんですけど、買ったときに、

ミディアムは避けたほうがいいと楽器店に言われたそうなんです。

強度の弱い安いギターにはテンションがキツすぎる

ということなんですね。

いえいえ、決して安いギターじゃないんです。

丁寧で繊細な保管が必要なギターってことなんです。

 

てなわけで、ふだんは1音下げチューニングで

張力を落としてケースにしまっておくことにしました。

(1音下げチューニングだと、これがまたよく鳴るんです)

そして本番当日だけレギュラーチューニングにします。

 

最後にお値段の話ですが、エリクサーのミディアム、

今年3月に買ったときは1500円だったのに、

いまは2080円になってました。

ドル高はもうちょいライトになりませんかねえ。