先日の新居家住宅のコンサートは2年ぶりでした。
前はいつ寄せてもらったか、うめなかのホームページのLIVEを
見なくちゃそれも分からないくらい、コロナ禍の中で時間は
容赦なく過ぎていく気がします。
あっちこっち痛くなるし、目はかすんでくるし、顔の湿疹で
髪は染められなくなるし、
お馴染みのお客さんに「あの人老けはったなあ」と囁かれるやろなって
覚悟しておりました。
うめはらさんに、そんな事を言うと
「なかせさんが老けたかどうか、そんなん気にしたはりませんて」
と言われるやろなあと、鏡をのぞく朝でした。
サロンコンサートは皆さん和気あいあい、楽しそうに聞いてくださって
しょうもない事を思ってたことを一時忘れていました。
馴染みのお客さんだと言うことは分かっていたのですが、
何分皆さんマスクで、あの方、この方とお顔を識別するのは
難しい。
お茶の時間になって、ご高齢やとお見受けするグループと
お話させてもらいました。
あんたらあそこにも、ここにも出たはったなあと覚えて下さってて
自分が演奏しに行ったところもあやふやなのにうろたえる始末。
「もう来年70になりますし」
と言うと
「私は90」
「70の時は、イタリア旅行みんなでしたなあ。ここの4人で
北から南まで8日間、いままで行ってないとこ組んでもらってなあ。
スペインは20日間、良かったわあ」
こちらは富士山のバスツアー3日間でくたびれ果ててるのにね。
「70なんて若い若いまだまだやで。歳なんか気にせんと頑張ってや!」
とハッパをかけていただきました。
皆さん、今を元気に生きてはります。
歳なんか超越したはるんです。