うめはらなかせの日記みたいな掲示板2

アコースティックギターの前にすべての曲は平等である

お前は器量が悪い

世の中、コンプライアンスだの、

ハラスメント防止とかで、

どんどんとものが言いづらい方向に進んでます。

ひとの容姿をあからさまにけなしたり、

ひとの美醜に言及するのは、

いまではやってはいけないことの筆頭になってます。

外見至上主義“ルッキズム“は非難されるべきことで、

大学のミスコンもできなくなっていますね。

 

そう考えると、昔は無邪気というか無神経というか、

フォークソングにこういう歌詞がありました。

妹よ

お前は器量が悪いのだから
俺はずい分 心配していたんだ

 

かぐや姫の「妹」――

妹を想う兄の心情が表れてて聴けば涙したものです。

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そやけど、いま改めて歌詞だけ読んでみると、

ズバリ「器量が悪い」てねえ。

当時の若い女性、とくに兄のいる女性は、

これをどう聴いてどう感じたでしょう。


妹よ
あいつは とってもいい奴だから
どんなことが あっても我慢しなさい

ここにも男尊女卑の匂いがあるといわれればあるかしら。

女は嫁いだらどんな夫であっても家であっても耐え忍ぶものという。

 

そしてどうしても どうしても
どうしてもだめだったら 帰っておいで
妹よ……

と続くわけで、ここでまた感動が最高潮になるんですけどねえ。

だけど妹を、一人前の女性、独立した個人として

捉えてないといわれてしまうかも。

やっぱり昭和ですかね。

ぼくは大好きな歌なんですけど、

いまの若い人が聴いたらどう感じるのでしょう。

 

てことで、今日はなかせさんの先輩主宰の

エヴァーグリーンコンサート、

2回目に出させていただきます。

今回も会員制なので、お知らせの意味はないんですけれど……