子供の頃、家には少年少女日本文学全集があって、
兄が読んだ後、面白そうなのを読みました。
ちゃんと読んだのを覚えているのは「次郎物語」
ぐらいで、私にとっては並んでいるだけの代物でした。
ほんとに気にいってね、家に帰って文学全集の中の「碁石を飲んだやっちゃん」
だとか、短編を読んだように思うんです。
札幌にある芸術の森、旅行最終日に行きました。
ここには
札幌市内にあった有島武郎の家が移築されていました。
肝心の正面が切れていてほんとに写真が下手ですみません。
一房の葡萄、およそ自分が育った
環境とかけ離れた話で、その品の良さに子供心にひかれたんでしょう。
今読んでも、ありありと情景や色が浮かんできて感動してしまいます。
管理をしてはった女性がまた、ほんとにお品の言い方でね。
その人と話してたら、一房の葡萄の挿絵の場面がまで蘇ってきたんです。
「こんな、いいとこの人やったんですね」
「そうですよ」
だけど、この家を建てて一年で奥さんが結核になられて
東京に引っ越し、なさったそうです。
お暇なら↓の「一房の葡萄」をどうぞ。
このお宅とリンクしますよ。