なかせの高齢者大学でのお話。
前回はヴァイオリン。
ヴィヴァルディの四季から始まりました。
ヴァイオリン協奏曲を年代別作曲者順に、
出だしや重要なところを弾いてくださいました。
さわりで聞くクラシックみたいなCDありましたよね。
そんな感じです。
どの先生もやはりベートーヴェンの偉大さを
語らはりますねえ。
サロン音楽からの脱却とか大衆にこびないとかね。
そしてパガニーニ。
超絶技巧。
当時、これを弾けるのはパガニーニしかいなかっただろうと
おっしゃってました。
オーケストラの前奏が終わって、ヴァイオリンが入って、
すぐに、高いところに何回も音が飛ぶでしょう。
こんなとき、ちゃんと音がパチッと決まってくれるか、
歌っていても、音の高低差があるとき、
その音に声がはまってくれるかと思いますよね。
これって「当たる」って言うんですよね。
先生、演奏し終わって、
この冒頭で当たったか、当たらなかったか自分でわかるんですって。
コンクールや入団テストだったら、これであかんなあ、落ちたなって
冒頭で分かってしまうんです。
ちなみに今日は「当たりませんでした」って正直な先生。
なかせは気づいてました。
おかしかったもん。
と偉そうにほくそ笑んだのでした。
でもね、演奏は素晴らしく、
その後も現代音楽の協奏曲まで紹介してくださって、
楽しい音楽講座になりました。
先生ありがとうございました。