うめはらなかせの日記みたいな掲示板2

アコースティックギターの前にすべての曲は平等である

ヒカチュウの百恵

ワクチンの3回目接種の副反応で寝込んでいたとき、

ドラマを見る気力もなくて横になりながら聴いてたのが、

伝説のコンサート

山口百恵 1980.10.5 日本武道館

2021年1月30日、一夜限りの放送となった

NHKの番組です。

www.youtube.com

ドキュメンタリーじゃなくて、コンサート中継録画。

ノースリーブ姿の山口百恵の左肩に見えた、

あの細長いかたまりはなに? 

と思いました。

「百恵ちゃんの肩の傷はなに?」

とネットでも話題となっていたようです。

 

山口百恵「蒼い時」には次のように書かれています。

私はケロイド体質である、ケガや火傷は、

そのほとんどがケロイド状に残ってしまう…

肩に15年くらい前に射ったBCG注射あとがある。

カメラマンの加納典明氏は、私の最大の魅力であると言明した。

私の生い立ちがこの肩一つに現れていて、

色気を感じると言ってくれた。

しかし、私には手放しには喜べない誉め言葉だった。

私が山口百恵だから、他の人の負の部分が

正になってしまうのではないだろうか。

20代の女性にして鋭い見方ですね。

ともかく肩のケロイドはBCGの注射痕と明言し、

コンサートでも隠したりしていません。

 

BCGというのはぼくが生まれて初めて覚えた

アルファベット略語だと思います。

記憶ではツベルクリン反応とセットでした。

ツベルクリン注射のあとの腫れの直径を計って、

陰性だとBCGを打たないといけなかったんですね。

調べてみたんですが、このように書かれています。

 

BCGワクチンは結核予防のためのワクチンです。
日本では生後1歳になるまでに

BCGワクチンの接種を受けることになっています。

二の腕にかすかに残る「あと」は、

こどもの頃に受けたBCGワクチン接種の痕(あと)です。

つまり1歳までに全員がBCG接種を受けていて、

それが抗体として残っているかどうかを、

小学生のときにツベルクリン反応で確認したということでしょうか。

調べたけど、よくわかりませんでした。

 

注射痕の問題は1950~1960年代からあったようです。

種痘の場合は、露出する機会の少ない

右肩(上腕の上?)に接種されるようになったそうで、

同じ理由からBCGも肩に接種されたとのこと。

ところが、肩はケロイドの「好発部位」なので、

注射痕の問題はなくならなかったとか。

 

やがて天然痘撲滅され、

日本では1974年度生まれが

定期接種を受けた最後の世代となっています。

一方、結核はいまも亡くなる人の多い病気なので、

BCG接種は続きます。

でも以前のような注射痕問題は最近聞きませんね。

これも調べてみました。

 

現行の日本の BCG接種法(押圧法)は

瘢痕が残りにくくするために改良された方法です。

以前は皮下注でしたから潰瘍を形成して10 ㎜ほどの瘢痕が

上腕の肩の方に残っています。

50~60 歳代以上の人に見られます。

ってことで、注射の方式が皮下注射から、

ハンコを押すような方式に変わって、

痕が残りにくくなったんですね。

ちなみにこれは日本独自の方法らしいです。

 

最後にBCGというワクチンの名前、

開発したフランスの研究者の名前を冠した菌

BacilleCalmette-Guerin

(カルメットとゲランの菌)

の頭文字をとったものだそうです。

ああ、しんど~