「ノアの箱舟」って、映画を観るまで、
こんな話とは知らなかったです。
ノア 約束の舟
人類があまり悪いことばっかりやるので、
神様はいよいよ怒って、地上のあらゆるものを
洪水で流し去ってしまうことにします。
そしてただひとり善良だったノアに、
お前だけは助けてやろうと言います。
箱舟をつくって、ノアの家族と、
あらゆる動物をひとつがいずつ乗せるように告げるんですね。
そこまでは映画でもいっしょなんです。
ノアの箱舟といえばPP&Mの「WELL, WELL, WELL」を思い出します。
次のような歌詞です。
大天使はノアに話される。
「箱舟を造りなさい」
「ヒッコリーの皮を使って造りなさい」
古い箱舟は動き出し、そしてその水が地上を覆う。
主は水の次には火を放つ
主は炎による審判の日が来ると告げられる
主はすべての人類が滅亡すると告げられる
兄弟達よそれを知っているだろうか
あなた達が蒔いた種を刈り取る時を
世界はその主の定めから逃れることは出来ない
地上をその神の火が焼き尽くす
天使ガブリエルの合図による神の国の雷(いかずち)が
そして海の水は沸騰しようとしている、空は落ちようとしている
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ノアの家族は、ノアの嫁と長男セムと嫁、
そして次男三男のハムとヤペテの6人です。
「ぼくもお兄ちゃんみたいに女性のパートナーがほしい」
と次男は言うんです(三男はまだ幼い)。
健康な男子のもっともな主張です。
ところが、ノアは神の意志は邪悪な人類を滅ぼすことだ、
だから子孫を残す女は必要ない。
もしセムの嫁が息子を生んだら彼は人類最後の男になるだけだ。
もしも生んだ子が娘だったら次に子を生むことがないよう、
すぐ殺すと宣言するんです。
神の意志とは人類抹殺だとノアは理解しているのですね。
これでノアの一家はしっちゃかめっちゃか。
こんな父ちゃんとはやってられないってなりますよね。
なぜかそのあと仲直りしてるんですけど。
せっかく大洪水を生き延びても、
あとは死ぬのを待つだけってあんまりです。
息子ふたりにしても女性を知ることなく死んでいくなんて、
そりゃあまりにむごい仕打ちです。
もしもノアの考えどおりにことが運んだら
人類はここで絶えていたでしょう。
ところが、ウィキペディアによると大洪水の後、
3人の息子はみんな子孫を各地に広げたとされています。
そうなると大いに疑問です。
3人の息子はだれとどうやって子孫をつくり、広げていけたのでしょう。
生き残った人類はノアの一家だけだというのに。
どなたかご教授願いたいものです。