うめはらなかせの日記みたいな掲示板2

アコースティックギターの前にすべての曲は平等である

エモいコード

話し言葉の変化についていくのは大変です。

「キモイ」って言われ始めたのはいつ頃からでしょう。

好きじゃないけど、そういう言い方が広まってきたんや~

と思ってたら、今度は「エモい」。

初めて聞いたときはなんのことか想像できませんでしたけど、

エモーショナル(情緒的・感動的)なことを言うんですね。

「泣ける」と同義語みたいな使われ方もしています。

 

で、こないだ紹介したスピッツの「渚」

その中に出てくるアウトロ(後奏)のコードが、

若いミュージシャンには「エモい」んですって。

www.youtube.com

 

改めて3:17あたりから聴いてください。

柔らかい日々が 波の音に染まる 幻よ 覚めないで

渚は二人の 夢を混ぜ合わせる 揺れながら輝いて

という大サビが終わって、3:47あたりからがアウトロってことでしたね。

そして「エモい」といわれたのが4:04あたりからのアルペジオです。

 

これ、Em7→Cadd9→Dadd9→Dadd9ですけど、

若いミュージシャンにいわせると、

久石譲的で「情緒のある」「日本的」な独特な「泣き」のコード

なんですって。

ちょっと指のポジションを書いてみました。

Em7

EADGBE

0*402*

Cadd9

EADGBE

*3402*

Dadd9

EADGBE

*5402*

Dadd9

EADGBE

*54020

 

そっかあ、こういうコードが若いミュージシャンには、

「独特で日本的」って感じられるんやなあって思ったんです。

けど、同時に思ったんです。

S&GとかCSN、聴いたことないの?

J-POPは聴いても、洋楽は聴かんの?