知らない間に梅雨入りしてたんですね。
知らない間に花が満開でした。
いったいこれはなんじゃろかい。
嫁はんに言わせると、毎年のようにぼくはその存在を忘れてるそうです。
えごの木
なに、それって思うんですよね。
調べてみたら、エゴノキでした。
学名:Styrax japonica
科名、属名:エゴノキ科エゴノキ属
分類:落葉高木
別名:チシャノキ、ロクロギ、セッケンノキ、ドクノミ
エゴノキという名前は、果皮を食べると苦みが強く
喉にえぐみを感じることからついたといわれています。
それならエグイキでいいのに、エゴノキです。
エゴノキにはいくつも別名があります。
いろいろと使い道があるからでしょうか。
チシャノキは別の木のようでもあり、
エゴノキの別名のようでもあり、
検索したけど、どちらかわかりませんでした。
和名は若葉の味がチシャ(レタス)に似ていることに由来するが、
樹皮や葉がカキノキに似ていることから、
カキノキダマシとも呼ばれる。
ロクロギという名前は、
ろくろ細工に使われたことに由来しているそうです。
で、セッケンノキは、
果皮を入れた水で洗濯すると泡がたって汚れがとれる
からだそうで。
ドクノミは、
川に流してウナギなどの魚をとるのに用いられたので
とありました。
なんでこれだけドクノキじゃなくてドクノミなんでしょうね。
いまエゴノキにはこんなに花が咲いてて、
ハチやアブがブンブン飛び回って蜜を吸ってます。
エゴノキの花の咲く季節は4月〜5月、
季節で言うと春から初夏にかけてです。
桜(ソメイヨシノ)の花が終わって、
だいぶ暖かさを感じるようになった頃から、
エゴノキの花は咲き始めます。
花の盛りは短くて、あっちゅう間に散ってしまいそう。
エゴノキの果皮ではなく種子は脂質を多く含んでいるらしく、
ヤマガラなどの野鳥が好んで食べるそうです。
そういえば鳥がちゅんちゅんと実をついばんでる気がします。
見たことないけど。
毒はなくても野鳥の大切な栄養源を奪うことのないように、
種子も食べないほうがいいでしょう。
エグイ味なら食べる人はないでしょう。
渋柿を甘くするみたいな食べ方があれば別だけど。
エゴノキは直径2〜2.5cm程度の小さな白い花を
枝から下げるように咲かせる姿が美しく
シンボルツリーとして人気があります。
という解説があって、シンボルツリーってなんじゃろと思いました。
シンボルツリーとは、言葉通り
そのお庭や庭園のシンボルとなる庭木のことを言います。
お庭という空間のなかでフォーカルポイントになる場所や、
中心、人の集まる場所に植えつけます。
父が選んで庭に植えたんだと思います。
どういう理由でエゴノキを選んだのか、
いまとなってはわかりません。
父亡き後も庭に残って、清楚な花を咲かせてくれています。
(小学校の同級生が「タテノキは残った」と言ってたのを思い出しました)
フォーカルポイントってなんじゃらほい。
もうええか。