うめはらなかせの日記みたいな掲示板2

アコースティックギターの前にすべての曲は平等である

コードの話「夏の終わりのハーモニー」

こないだ、テレビ朝日開局60周年記念

ミュージックステーション3時間スペシャル」

を見てて、過去の懐かしい映像が流れました。

なかでも井上陽水&玉置浩二「夏の終わりのハーモニー」

これがとてもきれいな歌唱&演奏でした。

司会のタモリの横で、ふたりが生でうたい、ハモるんです。

www.youtube.com

 

ギターがまた、いいんですよね。

玉置浩二はほんとにいいギターを弾きます。

素人には手が出ないほどの難しい技術ではなく、

ぼくらフォークギターじいさんにも手の届きそうな、

シンプルなギターワークなんです。

コードの選び方もとってもセンスがいいです。

 

で、コードをネットで探したけど、

ズバリこれ! ってのがなくて、

久しぶりに自分でコピーすることにしました。

仕事、ほったらかしになってしもたけど、

楽しかったです。

 

さて、こちら、毎回書き損じないようにと思うけど、

絶対無理です。汚くてすみません。

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 ♪ イントロ

玉置浩二、最初からEのフォームなので、

わかりやすいのはいいんですけど、

音をとってみると、ぼくの短い指では隣の弦に触れて、

音がくすみます。

ここ、間違ってました。以下、直します。

Eの部分は6弦と1弦を同時に鳴らして、あとはアルペジオ

Aの部分は5弦と1弦を同時に鳴らして、あとはアルペジオ

ポジションは同じなのに、

ベース音が変わると別のコードになるんですね。

EADGBE

0XX440

EADGBE

X0X440

その次にB7の変形のコードで、

5321弦を順に鳴らして、1弦4フレットの装飾音を入れます。

EADGBE

X242 2 2

 

 ♪ 今日の(うたい出し1行目)

Eの次のEmaj7がいいですね。

これをBにしてるサイトもありますが、

Emaj7のほうがオシャレだし、せつないです。

これ、GでプレイするときにGmaj7でいいかというと、

そうはいかないのがギターコードの面白いところなんですよね。

EADGBE

021100

 

 ♪ あらそう声が(1行目)

B♭m7-5(B♭マイナセブンフラットファイブ?)がまた

ええ仕事してます。

EADGBE

X1212XX

玉置浩二は次のコード、G#m7に移る前に、

5弦1フレットを離してAの音を鳴らしてるようです。

 

 ♪ 恋のハーモニー(2行目)

G#m7→F#m7ときて、次のコードがわかりにくかったのですが、

ここはF#m7でもなくB7でもない、中間のコードみたい。

EADGBE

X24222

B7・F#m7と書いてるのがこれです。

 

 ♪ 夜空をたださまようだけ(5行目)

この部分、Aからちょい上がる矢印を入れてるのは、

Aのポジションをそのままスライドさせて、

Aの音をキープしながらBかG#m7に近い音を出してます。

玉置浩二はAのコードを人差し指1本で弾いてますね。

それをそのまま2フレットから4フレットに移動させてます。

間奏でもこのコード進行ですね。

EADGBE

X0222X

 ↓

EADGBE

X0444X

 

 ♪ だれよりもあなたが(6行目)

ここはF#mの4弦4フレットから半音ずつ降りていって、

F#m7に着地します。

 

以上、わかりにくいところだけ文章にしてみました。

自分としては98%くらいのコピーができたと思ってるんですが、

いかがでしょうか。

ここは違うのでは? って思われてるかもなあ。

 

それにつけてもふたりのコーラス、美しいですね。

ふたりの歌唱力と互いの音への神経の張り方も大きいのですが、

バックにこのコード進行があるからこそなんですよねえ。

玉置浩二、変人かもしれませんが、

作曲は王道コード進行です。

 

このギター、うめはらなかせでカバーしたいけど、

女性キーだとEは無理なので、

別のコードじゃないとできません~~~~~~