ぼくの子どもの頃にはたくさんの洋楽ヒットがありました。
多様な言語、多様なジャンルの歌が流行りました。
そのひとつがフランス・ギャルの「夢見るシャンソン人形」です。
ダニエル・ビダルより前だったでしょう。
YouTubeで久しぶりに日本語版を聴いてみると、
ばかにするなかれ。
しっかり歌詞を表現する意図が感じられて、
歌ってこういうふうにうたわなきゃって思わせられます。
で、これを日本でカバーしたのは弘田三枝子だったんでしょうか。
よく覚えてませんが。
洋楽がヒットすると必ず日本語カバーが出て、
これもまたヒットするというのが、
ぼくの子どもの頃のあるあるでした。
そして、ああた、見つけたんです。
このギターアレンジの、なんとユニークで、美しいことでしょう。
実は「夢見るシャンソン人形」って、奥が深くて哀切な内容です。
その歌詞の世界を掘り下げた優れた編曲だと思います。
リズムもコードも変えてあります。
もしかして変則チューニング? もしかしてガロが弾いてる?
アコースティックギターのアンサンブルで
独自の世界をつくりあげています。
ぜひ、ご賞味あれ。