最後の演奏の準備の間に、ピアノ伴奏の方が
伴奏者から見たオーボエ奏者のお話をしてくださいました。
ピアニストの方は、オーボエコンテストの伴奏をなさる人で
とってもお上手の方でした。
まず、オーボエ奏者は所帯道具が多い、リードを作るため
沢山の荷物を持って歩くことが常だそうです。
偏見に満ちた意見だけどって笑いながらおっしゃってたんですけど
女性は 明るい人がが多く、皆さん仲良さそう
男性は ナルシスト 身なりに気を使う人が多い
クラリネットの人は アッハッハと豪快な人
高音楽器の人は キリっとした人が多い。
等々、和ませてくださいました。
最後の演奏は 超絶技巧のこの曲
循環呼吸、吹きながら鼻から息をすって演奏なさいます。
さすがの厚かましい聴衆も演奏が終わったあとアンコールを
ようしませんでした。
演奏後の先生の様子は シンクロスイミングの選手みたいでした。
余談ですが、この教室のあと偶然、オーボエ奏者の方と
お話する機会があって、リードの葦のお話をしたところ
日本の「篳篥(ひちりき)」、は高槻の葦でなくてはならず、
今、保護運動が起きていますよね。
フランスの葦と高槻の葦は遺伝子が違うそうなんです。
楽器も風土にあったものが使われるんだなって、
そうして今に至ってるんだなって感心いたしました。