うめはらなかせの日記みたいな掲示板2

アコースティックギターの前にすべての曲は平等である

太郎から五郎まで

久しぶりの曇り空です。

雲といえば花鳥風月から気候景観にまつわるあれこれ、

ぼくは興味がなくて知識ゼロで生きてきました。

(空とか風景をまじまじ見ることがない)

 

積乱雲3兄弟

ってのもこないだ初めて知りました。

入道雲は聞いたことあるけど、

それも積乱雲なんですね。

 

京都市は、全国的に見ても夏の雷が多い。

古くから「丹波太郎」「山城次郎」「比叡三郎」と呼んで、

突然の雷雨に注意を促している。

「積乱雲3兄弟」はそれぞれ、

名前の方角から京都をめがけて来襲し、

激しい集中豪雨をもたらす。

丹波太郎

現代っぽいネーミングに感じるけど、

古くからあった言葉なんですね。

初出は江戸時代ですか。

なんでいままで知らなかったのか。

船場太郎は知ってるのに。

 

たんば‐たろう‥タラウ【丹波太郎】

〘 名詞 〙

陰暦六月頃に丹波方面の西空に出る

雨雲を京阪地方でいう語。

この雲が現われると夕立が降るという。
[初出の実例]

「折節の空は水無月の末、山々に

 丹波(タンバ)太郎といふ村雲おそろしく」

(出典:浮世草子好色一代男(1682)四)

 

「積乱雲3兄弟」はそれぞれ、丹波、山城、比叡

という名前の方角から京都をめがけて来襲して、

激しいゲリラ豪雨をもたらすそうです。

長いけど引用します。

 

夏の太平洋高気圧が西日本に強く張り出すと、

京都府の上空5千メートル付近は西~北西の風になる。

丹波太郎はこの風に乗り、発達しながら

福知山市南丹市などを経て京都市に向かう。

標高が低い亀岡盆地で一時衰えるが、

愛宕山(924メートル)を越えるときに再上昇して

勢いを取り戻し、京都市街は激しい雷雨になる。

 

一番高い山を越えてくる長男の丹波太郎が威力も一番激しい。

京都盆地で衰えず、大津市まで進んで豪雨をもたらすこともある。

 

一方、山城次郎と比叡三郎は、夏の高気圧が張り出し、

かつ東シナ海付近に低気圧がある時にやってくる。

このとき、上空5千メートル付近は南~南東の風が吹き、

奈良県北部や滋賀県南部で発生した積乱雲が流れてくるという。

 

最近はさらに弟ふたりが追加されたんですって。

丹波方面から来た積乱雲の卵が、

京都市街の熱で発達して、

伏見区桃山付近で積乱雲となる「桃山四郎」。

大阪から淀川沿いに京都へ向かう「田辺五郎」。

どちらも都市熱が関係してるみたいですね。

てな情報はすべてこちらから。

maidonanews.jp

 

昔はジェーン台風とかキティ台風とか呼んで、

なんで女の名前やねんって文句が出ましたけど、

積乱雲5兄弟は納得です。

 

向日町で発達した音程の乱れは、

向日町かほり

命名いたしましょう。