久しぶりの曇り空です。
雲といえば花鳥風月から気候景観にまつわるあれこれ、
ぼくは興味がなくて知識ゼロで生きてきました。
(空とか風景をまじまじ見ることがない)
積乱雲3兄弟
ってのもこないだ初めて知りました。
入道雲は聞いたことあるけど、
それも積乱雲なんですね。
京都市は、全国的に見ても夏の雷が多い。
古くから「丹波太郎」「山城次郎」「比叡三郎」と呼んで、
突然の雷雨に注意を促している。
「積乱雲3兄弟」はそれぞれ、
名前の方角から京都をめがけて来襲し、
激しい集中豪雨をもたらす。
丹波太郎
現代っぽいネーミングに感じるけど、
古くからあった言葉なんですね。
初出は江戸時代ですか。
なんでいままで知らなかったのか。
船場太郎は知ってるのに。
たんば‐たろう‥タラウ【丹波太郎】
〘 名詞 〙
陰暦六月頃に丹波方面の西空に出る
雨雲を京阪地方でいう語。
この雲が現われると夕立が降るという。
[初出の実例]
「折節の空は水無月の末、山々に
丹波(タンバ)太郎といふ村雲おそろしく」
「積乱雲3兄弟」はそれぞれ、丹波、山城、比叡
という名前の方角から京都をめがけて来襲して、
激しいゲリラ豪雨をもたらすそうです。
長いけど引用します。
夏の太平洋高気圧が西日本に強く張り出すと、
京都府の上空5千メートル付近は西~北西の風になる。
丹波太郎はこの風に乗り、発達しながら
標高が低い亀岡盆地で一時衰えるが、
愛宕山(924メートル)を越えるときに再上昇して
勢いを取り戻し、京都市街は激しい雷雨になる。
一番高い山を越えてくる長男の丹波太郎が威力も一番激しい。
京都盆地で衰えず、大津市まで進んで豪雨をもたらすこともある。
一方、山城次郎と比叡三郎は、夏の高気圧が張り出し、
かつ東シナ海付近に低気圧がある時にやってくる。
このとき、上空5千メートル付近は南~南東の風が吹き、
最近はさらに弟ふたりが追加されたんですって。
丹波方面から来た積乱雲の卵が、
京都市街の熱で発達して、
伏見区桃山付近で積乱雲となる「桃山四郎」。
大阪から淀川沿いに京都へ向かう「田辺五郎」。
どちらも都市熱が関係してるみたいですね。
てな情報はすべてこちらから。
昔はジェーン台風とかキティ台風とか呼んで、
なんで女の名前やねんって文句が出ましたけど、
積乱雲5兄弟は納得です。
向日町で発達した音程の乱れは、
向日町かほり
と命名いたしましょう。